とある日常のひとコマ。
会社:「主婦ライターさん、取材に行けますか?」
私:「はい、何の取材でしょうか。」
会社:「げるばんど愛さんのイベントがあるので。」
私:「はぁ、何かのバンドのライブですかね?」
イベント会場「こまちカフェ」
子育てを応援!ママたちの憩いの場所です。
さっきのやり取りの続き。
会社:「げるばんど愛さんはバンド名じゃなく…(苦笑)
赤ちゃんのおひるねアート撮影会の講師みたいです。」
私:「あ~だから、こまちカフェなのね!」
カフェ奥のイベントスペースでは、着々と準備が
進んでいました。今回の撮影会のテーマは・・・
『幸せ物語♡春~Hello Spring~♡』
「おひるねアート」とは?
小物類を使ってデコラティブな背景を製作し、
赤ちゃんを寝かせて撮影するアートのような写真。
赤ちゃんの頃は、日ごとに成長する姿を残そうと
何気ない日常でもたくさん写真を撮りますよね。
おひるねアートでは、可愛らしい背景を用意し、
季節や行事毎の特別な思い出作りを演出します。
昨今ママたちの間でおひるねアートが熱い!!!
「一般社団法人おひるねアート協会」認定講師
げるばんど愛さん
にお話を伺いました。
「おひるねアート」ができてから、まだ5年程ですが
急速に広まって、今や日本各地でイベントが開催され、
大手デパートや住宅関連会社など企業とのコラボ企画
も増え、社会的にも広く認知されてきています。
愛さん自身も戸塚区在住の2児のママさん。
まだお子さんが小さいので、戸塚区内をメインに
鎌倉やみなとみらいなど近場で活動しています。
記事トップのモデル写真は愛さんの娘さん(^-^)
講師になったキッカケは・・・
2人目の育児の方が気持ち的な余裕がありました。
育児をする中で、子どもたちの成長の証をもっと
楽しく&可愛く残したいと思っていたところ、
おひるねアートに出会いました。
おひるねアート協会では講師育成にも力を入れており、
「これだ!」と思いました。
「げるばんど愛さん」という印象的な名は?
「主人がアメリカ人でGelbandといいます。
親しみやすいよう平仮名でげるばんどと名乗ってます!」
撮影会では2組の親子を30分間でご案内。
3回入れ替わりがあり、計6組を迎えます。
この日は初めての方とリピーターの方が半々。
まず、用意してある衣装に着替えてもらいます。
色やカタチもバリエーション豊かで、どれも
着せたくなっちゃうくらいキュート☆
愛さん:
「小さいうちならと、男の子にもフリフリの
ドレスを着せるママが多いんですよー。」
お着替えが済んだら、赤ちゃんを寝かせます。
ハイ、よっこらしょ。
ごろん。おとなしくネ!
今回は成長記録を残せる特別バージョンなので、
アートの中に名前&月齢だけでなく、体重&身長
も入れることができます。(測定は事前に)
愛さん:
「日本には四季折々のイベントが本当にたくさん。
それに合わせたアートを創作してご用意します。
もちろん自宅で自分でやることもできますが、
家じゅう雑貨だらけになるし(笑)デザインを考える
のも大変なので、撮影会を利用してもらえたら☆」
次に、飛び道具的なアイテムを使って
赤ちゃんの視線を誘導しながら撮影会!
はい~。ピロロピロロ!(謎のかけ声)
こっちですよー。上手でちゅねぇー!
大きなよく通る声、ハキハキした力強さ。
愛さんのテンションMAXぶりに、主婦ライター
はビックリ。赤ちゃんもきっとビックリ。
思わず逃げ出しちゃう赤ちゃんもいたり・・・
月齢が低いお子さんだと、寝ているだけなので
比較的スムーズに撮影できるのですが、
動けるようになり、歩けるようになり、
月齢が上がるにつれて自己主張も出てくるので、
撮影に一苦労することもあるそうです。
イベントによって対象年齢を設けている場合があり、
今回は0~2歳くらいまでとしていますが、
親子で、ペットと、あるいは祖父母と
世代を超えて楽しむ幅もあるのがイイところ。
さっき逃げ出した赤ちゃんも、愛さんが
一生懸命に(必死に・・・)あやしてご機嫌を取り
楽しい気分に盛り上げて、イイ表情を引き出します。
すごい、プロフェッショナル!
基本的にはママが持参したカメラ・スマホで
撮影をします。椅子などできるだけ高い所に立ち、
真上からカメラを構えて、中心から撮るのがコツ。
おまけアートも!
先ほどのメイン1アート+小さなおまけアート
の2種類で撮影可能。こちらは簡易的なタイプ
ですが、本日の日付や、赤ちゃんの月齢を
数字を使って、示すことができるんです。
よく考えられていますねー(^-^)
愛さん:
「講師育成プログラムを受けてデビューしましたが、
先輩や仲間の助けを得ながら、実践あるのみ、です。
お母さんたちに喜んでもらえ、素晴らしい出会いが
たくさんあるので、それを支えに頑張っています!
好きだからこその仕事だと思っています。」
絵本の世界のよう☆
衣装は2種類を選ぶことができるので、また
お着替えをして、2つのアートを使って、
2組の親子が同時進行で撮影を行います。
ご自分で衣装を持参したママさんもいました。
なんて可愛い子羊さん♡
見ているコチラも癒されます。
このママさんは、お子さんが気に入っている
ミッキーのパペットを用意してこられ、
笑顔の瞬間をとらえることができました。
愛さん:
「赤ちゃんが泣いたり愚図ったりすると、
焦ってしまうお母さんもいますが、大丈夫です!
絶対にシャッターチャンスは訪れますから。
私はお母さんのサポートに徹します。」
ほら、パンパーン!!!
と叫んで鳴り物をあやつる愛さん。
たっ、頼もしい・・・
助っ人:愛さん母(左)
この日、唯一の女の子の着替えをお手伝い。
愛さん:
「背景のセットや衣装・小道具など荷物が多くて、
運んだりするのも、母が近くに住んでいるから
助けてもらっています。参加者2組を自分だけで
お相手するのは難しいですし・・・母と主人の
理解や協力のおかげだと感謝しています。」
愛さんがメインのアートを担当している一方で、
お母さんはおまけアートの方でお手伝い。
次々と色んなグッズが登場・・・↓
大急ぎで着替えさせるも、嫌がって逃げたり、
泣いたり、遊んじゃったり、そして愛さんの声が
響き渡る中、大人は赤ちゃんの撮影に無我夢中。
その騒々しさといったら悪夢のよう!
会場は大わらわ!
このテンションで毎回やってる愛さんはスゴイ。
呆然と観察する主婦ライターでした。
(癒されるんじゃなかったのか!?)
「今日はこれでも平和な方ですよー」
と不適な笑みを浮かべる愛さん。
こんな感じで大わらわ。
ママたちは、撮った写真をSNSで公開したり、
祖父母に送ったりと、あれこれと活用。
大切な記念になりますネ。
愛さんは言います。
「戸塚区は子育て世代が多いので、撮影会はすぐに
満席になるんです。特に働くママさんが増えた今、
1年間という短い育休中に、赤ちゃんとの時間を
大いに楽しんで思い出を大事に残したいという方が
目立ちます。だから1年経つとガラッとリピーター
さんが変わることも。」
おひるねアート愛好者の間でイケメンぶりが
知られた常連イチくん。集中力がもたないのが
悩み、とイチくんママ。
なかなか言うことを聞いてくれず、マイペースに
遊んじゃってます。背景をぐちゃぐちゃにするも、
愛さんが笑顔でフォロー。
アートからスグに逃げ出してしまうので、
愛さんが力技を発揮。(虐待ではない!)
抱っこしてブンブンと振り回して喜ばせている
様子。こうなったら、もう捨て身。
作品づくりや撮影アシストだけではなく、
お子さんやママたちといかにコミュニケーションを
取るか、これも講師の資質といえそうです。
最後にはお願いモード。
「ねえ、お願いだからさぁ、こうやって
ゴロンってしてくれな~い?」
そこで、すかさずママが携帯で息子の大好きな
アンパンマンの動画をチラつかせ、ゴロンに成功!
2人の連携プレーで一気に撮影を済ませます。
愛さんが「いないいないばあっ!」を要求すると・・・
何度もやってくれて、ニッコリ笑った様子を
カメラにおさめる事ができました。
大成功!!!
撮影会は、こまちカフェや紡ぐカフェで定期的に、
フォーラムでは不定期で開催しているとのこと。
満席の場合はキャンセル待ちや、次回に優先枠を
設ける場合もあるため、ぜひ体験してみて♪♪♪
楽しくてハマっちゃう人続出かも!?
詳細は愛さんのブログをチェック!
イベント後、こまちカフェで美味しい&優しいランチ
を味わう方もいました。(基本、予約制です)
ママたちに共通して言えることは、とても嬉しそうに
撮影会に臨んでいて、帰り際には「また来ます!」と
ニッコリ笑顔を見せていたこと。
おひるねアートが、育児中の喜びや励みになったり、
外へ出て交流を広げる機会になったり、と
孤独になりがちなママたちの大きな力になっている
ことが感じられました。
おひるねアートのますますの普及と愛さんの今後のご活躍を祈って!
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げるばんど愛さんブログ
おひるねアート★マーガレット
https://ameblo.jp/ohiruneart-margaret/
一般社団法人日本おひるねアート協会