ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴズ」
横浜トリエンナーレ(ヨコトリ)に行かれたことはありますか?
横浜で3年に1度開催される現代アートの国際展で、今年は8月4日(金)~11月5日(日)に開催されています。市民・NPO・企業・アーテイスト・クリエーターなどがまちと連携し、一体となって盛り上がるアートの祭典で、開催を楽しみにしているファンも多いようです。
そこで夏休み企画に、応援プログラムとしてアーティスト曽谷朝絵さんのワークショップが戸塚区役所3階の区民広間で行われました。
アーティスト・曽谷朝絵
「MIZUNOMICHI」ワークショップ
巨大キャンパスに絵を描こう!
8月16日(水)午前の部10~12時/午後の部14~16時
(参加無料、事前申込み不要、開催時間中は出入り自由)
(photo:さくらプラザ提供)
この作品をみたことはありますか?
「さくらプラザ」のホールに行ったことが
ある方ならご存知かもしれません。
ホワイエの窓ガラスを飾る「Ringing」という作品。
主婦ライター、初めて見た時はあまりの素敵さ、
独特の世界観に圧倒されました。
これが曽谷朝絵さんの作品だったんですね!
ホワイエを特別優雅な空間にしています。
受付にて・・・
お盆のあと、雨もパラつき人出が心配されましたが、
開始前から参加者が集まってきました。
講師の曽谷朝絵さん
2006年「東京藝術大学大学院博士後期課程美術研究科」にて博士号取得。
絵画とインスタレーションの制作をしています。
光と色彩に満ちあふれた作品はダイナミックで現代的な感覚をもち、
個展やグループ展など精力的に活動を行っており、
多数の受賞歴もある若手アーティストさんです。
※インスタレーション:現代アートの表現方法。
壁や床など空間全体を作品とし、鑑賞者にとっては
鑑賞というより、アート空間を体感できるもの。
大きな窓ガラスをキャンパスにして、
みんなでひとつの作品をつくります。
まず曽谷さんが「水の道」を描きました。
子どもたちは用意されたシールの中から好きなものを
選び取りました。色も形も大きさも様々。
「水の道」に沿って、子どもたちがシールを貼っていきました。
たくさんの水しぶきのドットを咲かせて・・・
これは「お花」じゃないの?との声も
ありましたが、「水」なんです!!!
「水の道」にパシャン!とはねる水しぶきだったり、
波紋だったり。イメージしてみてくださいね。
~午前の部~
12時で終了し、作品が完成しました。
区役所3階の窓ガラスが、カラフル&
ポップなアートになりました♪
曽谷朝絵さんインタビュー:
「終わってみて・・・事前に思い描いていたものとは異なりますが、なかなかイイ感じに仕上がったと思います!自分ひとりでやったとしたら、こうはならなかったでしょう。大勢の参加者のパワーがこめられ、不思議な調和を醸し出しているようです。こういったワークショップで即興の作品を作ることはありますが、いつも良い刺激になりますね。」
午前中だけで約200名もの方が来場し、
ネームプレートも掲げられる予定とのこと。
参加した方は名前を探してみて!
~午後の部~
区役所3階~4階さくらプラザに通じる階段が
キャンパスとなりました。
シール状になっているカッティングシートを
曽谷さんが、ご自身のインスピレーションで
自由に切り抜いて「水の道」をカタチづくり、
階段のガラスに貼っているところ。
アーテイストさんの制作風景を目にし、
一緒に作品づくりに関われるなんて!
曽谷朝絵さんインタビュー:
「私自身も階段をキャンパスにするのは初体験だったので、今日は楽しみにしてきました。窓ガラスの方は一度に作品が見渡せ、外からの光で明るく華やかに見えますが、階段は全体が見えませんし、流れるような印象になっていると思います。そんな違いも見比べていただくと面白いのでは・・・」
田雑区長もいらっしゃいました!
午後からは通りがかりの区民の皆さんが多数参加。
なんだか事情がよくわからないけれど、
とにかくシールを貼ればいいのね!?
みたいな感じで(笑)
地域振興課のスタッフによれば・・・
「3年に1度のサイクルで行われるヨコトリの時期に、お子さんたちに現代アートに触れてもらおうと企画しました。予想以上に参加者がきてくださって、良かったです。出来栄えを多くの方々に見ていただけると嬉しいです。」
今回できあがった作品は、ヨコハマトリエンナーレ2017の
会期終了11月5日まで展示される予定です。
区役所3階にぜひ見に行ってみてください。
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主催:戸塚区役所 地域振興課045-866-8416
委託:象の鼻テラス
協力:株式会社中川ケミカル
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ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」
会期:2017年8月4日(金)~11月5日(日)
会場:横浜美術館、ヨコハマ赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下ほか
HP:www.yokohamatriennale.jp/2017/
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