皆さ~ん、国道一号線でこんな看板を目にしたことはありませんか?
ワタクシ主婦ライターは何年もずーっと気になっていたんです。
「アジア食材&タイフーズ けん」
なんだかアヤシイじゃないですか!!!
入り込んだらパラレルワールドかもしれない・・・
どんな料理人がいて、客層はどんなだろう?
クローズしている時も結構あるし、一体いつ営業してんの?
東戸塚駅からも微妙に距離があって、なかなか近寄り難い。
昨今のパクチーブームもあって、人気のタイ料理。
思い切って行ってみましょ。
アジアンフード好き♡な女性って多いと思うんです。
タイの国旗があがっている時もあるが、この日は目につかない・・・
営業は木曜~日曜の週4日らしい。う~む、謎に包まれています。
山崎製パン工場前の歩道橋を折れると駐車場があります。
狭い道なので見落とさないように注意!通り過ぎるとショックですよ~。
国道一号線をUターンして戻ってくるのは手間ですからね。
(ハイ、私・・・通り過ぎました。)
駐車場は2台分。
分かりやすく「けん」と素朴な表示が。
ちなみに、バス利用の方は柏尾バス亭すぐです。
外装も内装も素朴な木づくり。
ひっそり・こじんまりしたお店ながら、リピーターに愛される
隠れた名店らしい。
「ワッハッハ!!」と店内から男性グループの盛り上がっている声。
どれどれ、入ってみましょう。
サワディカー(こんにちは!)
店主で料理人の松永さん
予想とは裏腹に、若き30代の爽やかなお兄さん。
ですが、営業をはじめてすでに11年という。
当初はタイ出身の料理人がいましたが、松永さんはその方から教わって、
現在は一人で調理場を切り盛りしています。
「こだわっているのは作り置きをしない事。注文を受けてから
きちんと手作りをするため、混み具合によってはお時間をいただく
場合もあります。通常はパッタイ(焼きそば)など専用のソースを
使うお店が多いようですが、自分は調味料を組み合わせて、
本場の味に近づけるよう工夫しています。」
丁寧な仕事ぶりが美味しさにつながり、人気を呼んでいるに違いない!
現在、厚木でパクチー栽培をしているんだとか。
店主の松永さん:
「パクチーの需要が増しているので、自分のお店で使う分に加えて
出荷販売もできるように力を入れていこうと思って。」
戸塚新聞:
「それで、営業日が限られているのですか~?」
店主の松永さん:
「いえ、パクチー栽培はタイ人がやってます(笑)。
(月)~(水)は現在のところ、実家の稼業を手伝っているので。」
なんだかお忙しそうですね。めっちゃ働き者!
そういうわけで、営業スタイルは今後、変わる可能性もあるそうです。
アジア食材の販売について聞いてみましたが、
基本的にお店で使用する分が並んでいて(うまい棒も?)
ナンプラーやココナッツミルクなど、欲しい方には
販売もしてくれるそうです。
ホール担当のお母様★
とっても明るい看板娘。仕事中にBEERを飲んじゃってる!?
ワケではありません。
なぜかお客さん風にポーズをとってくれました(笑)
アットホームなサービスぶりでお客さんに親しまれている存在です。
割烹着姿が素敵すぎます(^_-)-☆
「“けん”っていう店名は孫の名前なのよ~。安易に提案したら、
シンプルで覚えやすいと採用されちゃったのよ~。」
タイBEER「シンハ」と「チャン」
さっきお母様が開けちゃったけれど、オススメのBEER。
異国の料理には、その土地のBEERを合わせるべし。
シンハ:由緒あるタイ産BEERでコクのある苦みとスッキリした味わいが特徴。
外国人にも愛されています。
チャン:タイの象徴ゾウがトレードマーク。独特の香りでタイ料理に合う!
タイ国内では高いシェアを誇ります。
メニュー
店内には料理の写真がたくさん貼ってあるので、タイ料理初心者にも
オーダーしやすくなっています。
お昼の営業時間はサラダ・スープ・ウーロン茶がついてきて、
お得感あり(^.^)
辛さのマークもついていますが、調整してくれるとのこと。
・・・こんな感じで料理が並びました・・・
ホールのお母様:
「人気があるのは、ガパオライス・グリーンカレー・パッタイ(焼きそば)
の3種類。これがよくオーダー出ますね~。
お父さん(ご主人)が丹沢のおいしい湧水を汲んできてくれるから、
お客さんに出すお冷・ご飯を炊く用に使っているんですよ。」
戸塚新聞:
「そうなんですか。お父様&お母様に支えられ心強いでしょうね。
素敵な息子さんでイイですね~。お話を伺っていると家族愛を
感じちゃいます。」
サラダは新鮮シャキシャキ野菜がウレシイ!
胡麻ドレッシングでいただきます。
スープも優しい味わい。手作り感があります。
メイン料理が「辛い」から、途中でサラダ・スープがあると
ホッとします。
ガパオライス
タイ料理として今やすっかりメジャー級「鶏肉のバジル炒めごはん」
肉類をバジルと炒めて、ナンプラー・オイスターソースで
こっくりした味付けしたものを、ご飯に添えて半熟の目玉焼きを
のせたもの。日本で言うところの三色そぼろ丼みたいな?
濃いめの味付けでご飯がモリモリ進みます!
目玉焼きを崩して、卵液と絡めながらいただくと
マイルドになって絶品❤
ひき肉というより、かなり粗い形状ゆえ、噛んだときに
もぎゅもぎゅっとジューシーさがご飯と調和して、
えもいわれぬ旨さが口の中にひろがります。
グリーンカレー
イエローやレッドもあるけど、グリーンカレーが最もタイらしい一品。
こちらにも昼時はスープ・サラダ・ドリンクが供されます♪
店主:松永さん
「当店の特徴は、油分を控え目にしている事。多量の油で炒めた方が
もっと香辛料の香りも立ちますが、自分の好みではないので・・・」
戸塚新聞
「そうなんですか。香辛料の存在感はかなりありますけど・・・
一口食べる度に、唇や舌がピリリと痛みを覚えるくらいです!
刺激の強い辛さがたまりませんね。
確かに油っこい重さはないです。あっさり好みの日本人には
ヘルシーで食べやすい気がします。
そして具だくさん!おっきな鶏肉がゴロンゴロンといくつも
入っていて、筍はシャキッとした歯ごたえが活きています。
ピーマンも茄子も、程よい火の通り具合で野菜の味わいがそのまま
楽しめるところが◎
青唐辛子の挑戦的な辛さとココナッツミルクのクリーミーさが
混じり合ってトロリと美味しく、固めに炊かれた日本米ともマッチ。
充実した内容に大満足です。」
居酒屋的に利用できるように、タイフーズとは関係ない
フツーのおつまみ系メニューも用意されていますね。
ボトルキープする常連さんもいます。
しかし店主によれば、食事利用の女性客が8割近いとのこと。
戸塚区でタイ料理が味わえる専門店。
ほんのちょっぴり勇気を出して、扉を開いてみて良かった。
あったかいおもてなしと本格的な味わいに
ファンになってしまうこと確実です♪
また来ます、
コップンカー(ありがとう!)
****************************
タイ料理 けん
横浜市戸塚区上柏尾町197
TEL:045-825-4126
営業日:木~日(定休日:月~水)
営業時間 11:30~15:00
17:00~22:00