どーも!いつもの主婦ライターです。
マッキーと呼ばれていた子ども時代。みかん大好きだったワタシ。
冬の間は常時みかんを箱買いする家庭だったから、いつも食べ過ぎて手が黄色かった・・・
そんな思い出とともに、足を運んだのが「三枝木果樹園」です。
平戸町の住宅地の中、「平戸果樹の里」には7軒の果樹園が残っています。
国道一号線からすぐアクセスできるので車でもいいし、東戸塚駅からは徒歩やバスでも。
このあたり、夏には貴重な「浜なし」が楽しめることでも知られていますね。
さあ!大地からの贈り物を楽しめる豊かなシーズン。
果樹園では柿が最盛期を迎え、続いてみかんも食べ頃に突入します。
広い敷地内にはそれぞれ約100本ずつの木が植わっているそうです。
今回マッキ―の目的は みかんもぎ取り★ですが・・・
チョット待った、お・あ・ず・け!
その前に柿について果樹園の三枝木さんから説明を受けました。
柿の種類は早生次郎と富有で、12月初旬まで味わえます。
もぎ取りも可能ですが、高さがあるのでお子さんだと届きづらい上に、
素人にはおいしい状態の実を選ぶのが難しいそうです。
柿の実は一度もぎ取ってしまうと、それからは甘味が乗りづらいため、
よく熟していない実を取っても、あまりおいしく頂けないんだとか。
だからプロの方が収穫した中から購入するほうが良さそうです。
といっても、希望の方は体験できますヨ。
渋柿もあるのです。
間違えちゃダメよ❤ひどい目に遭うわよ❤
まだ黄色いですね。
しっかり立派に育って大きい~。
その重みで枝が垂れています。
ややオレンジに色づきましたが、まだ辛抱かな?
コレはいいんじゃない?
樹上で完熟して甘そう~(^^;
軒先で柿・みかん直売をしています。他には卸していませんよー。
柿は1kg/600円、みかんは1kg/300円
気になる農薬散布(消毒)について、柿の有名な産地では年7~9回も消毒するそうですが
こちらでは年4~5回におさえています。
みかんも年1~2回と少なく、スーパーの売り物のようなツルッとキレイな実にはなりません。
そこは味で勝負!?そしてもぎ取り1か月前には消毒はやらない方針です。
収穫を良くするために、木の剪定・摘果や受粉、袋かけ(網張り)など・・・
日々の作業は目の回るような忙しさ。園内を普通の状態に保つことだけでハードワーク。
手を抜けばたちまち荒れてしまうそうです。
住宅地の中に位置し、近くから富士山を望む場所もあって、この界隈を散歩コースに
している人も多いんだとか。キッチリ整備するよう気を遣うのですね。
柿(左)とみかん(右)
きちんと通路があって急勾配でもないので、小さなお子さんでも歩けます。
柿の木に比べると、みかんは丁度もぎ取りやすい高さです。
どちらも食べ放題ではないので、入場料は不要。
もぎ取った分だけ計量して購入するスタイルです。
~11月初め頃の様子~
まだ緑がかっていますが、中旬~になると、さらに熟して色づき、甘味も増してくるそうです。
これからの時期はみかんのもぎ取りにうってつけ!
もぎ取り用のハサミとビニール袋を手渡されました。
ウキウキ・ワクワク!
しかし安易に浮かれていてはいけません。
このハサミは意外に鋭利なので、ケガをしないように注意が必要です。
小さなお子さんが使う場合は、親御さんが見ていてあげてくださいね。
ライター:うっひっひ(笑) どの子をもぎ取っちゃおうかなぁ~。
オイシイみかんの見分け方。
- 色が濃いほうが熟している
- 日当たりが良さそうなところに生っている
- 平たい形で、皮に張り・弾力がある
不思議と木によって味が違うので、それぞれの木から取ってみるのもいいかもしれません。
また、木の上部は栄養が行き届きにくく、下部は日光が当たりづらいので、
中間あたりがオイシイみかんの狙い目といえるでしょう!
目ぼしいターゲットを見つけたら、すぐさま歩み寄る。
ライター:ふっふっふっ、いい子を見つけたぞ。私のモノにしてやる~!
みかん:え~ん、可愛がってねー。
それ、チョッキン!!!
嬉しいな~♡
自分で選んでもぎ取ったみかん。愛おしさが湧いてきます。
大事にいただこうっと!
急に雨が降って来たので、これにて終了なり~。
楽しいから、もうちょっとやりたかったけど・・・。
どうせやるなら、晴天の日を選びましょうネ。
受付けまで戻って、重さをはかってもらいお会計。
三枝木さんによれば、週末は家族連れを中心に、父母会や町内会のグループ利用も多く、
平日なら保育園・幼稚園などにも人気のスポットだそうです。
歩いてすぐのところに「豊荘」という町内会の施設があって格安で借りられるため、
お弁当休憩もいれてのんびり過ごすことができます。
あるいは少人数なら、三枝木果樹園の敷地内でお弁当を広げても大丈夫です。
ひとつ味見させていただきました。
11月始め、まだ酸味が結構ありますが、味が濃くてジューシー!
酸っぱ美味い❤&風味がよいです❤
Sサイズだから、皮も薄くて食べやすいですよー。
ちょうどご近所さんが柿を求めて・・・
「いつも買いにくるんだけどね。やっぱり新鮮でおいしいのよ。
ここを知ると、もうスーパーでは買えないわ~。」
・・・もぎ取りは予約制・・・
10時~15・16時頃までを目安に、状況をみながら予約を受けています。
興味のある方は問い合わせてみてくださいね。
地方発送もやっており、贈答用の柿はもちろん浜なしも需要が高いそうです。
次回は浜なしの取材をしたいなー。
不在の場合は入り口付近に置いてある自動販売機で、
柿・みかんを購入することができます。この日はたまたま里芋も売っていました。
横浜市の農業専用地区「平戸果樹の里」
横浜市環境創造局のHPによれば・・・
「都市農業の確立と都市環境を守ることを目的とした、横浜市独自の農業振興策です。
集団的な農地等を農業専用地区に指定し、農業振興策を実施することにより、
農地の保全を図っています。」
略して「農専」(のうせん)の目標は・・・
- 新鮮な農作物を市民に供給する
- 地域の自然や田園環境を保全する
- 災害等から市民を守る防災空間となる
三枝木さんは語ります
「農専だと減税措置がとられたり、農業振興策が受けられます。
宅地にして売ってしまうほうが楽ではありますが、この緑の環境をできるだけ残したいですし、
30代の娘が後継者としてやっていく予定で、欲張らずに細く長く続けられればと思います。」
家族経営で、こじんまり、でも懸命に果樹栽培に取り組んでいる三枝木果樹園。
こんな素晴らしい環境が近くにあるのですから、もぎ取り体験がてら訪れてみてはどうでしょうか。
三枝木果樹園