♪ あんあんあん、とっても大好きードラえもん♪~♪
TVでドラえもんを見ていたら、なんだか無性に「どら焼」が食べたくなった。
CMとかグルメ番組の影響ってすさまじい。(イヤ、ドラえもんだけど・・・)
そういえば!ポンと手を打つ。
「どら焼」の有名な和菓子屋さんがあったっけ。
熟女ライターはデカいケツを・・・主婦ライターは重い腰をようやっと上げ、
いそいそと初冬の町へと出かけて行ったのであーる。
ふー、「どら焼」を求めてちょっと遠くまで来てしまいましたよ。
ここは踊場です。
戸塚新聞の事務所は東戸塚にあるので、JRで戸塚まで出てから地下鉄に乗り換える
という手間があり、未開拓ゾーンなんですよね。
和菓子屋さんはヤマダ電機の近くです。踊場公園も近い。
まわりは静かなフツーの住宅地。
車通りから一本奥へ入るため、なかなか店の存在を知られないという‘隠れんぼ店’です。
自宅の1階が店舗になっており、OPENして10年目。
戸塚駅近辺には歴史ある和菓子店が多いので、とってもフレッシュな感じ?
「和菓子おおたけ」
お店の看板は・・・植え木の陰にこっそり置いてありました。
ノボリが立っているので、それを目印に行けばいいようです。
庶民的な風情のお店だなあ。
一品一品を丹念に 手作りされている感じが伝わってくるよう。
ご主人の大竹さん
お話を伺うまで気づきませんでしたが、区役所近くの「献上菓子舗大竹屋」ご主人の
弟さんだそう。「大竹屋」さんは戸塚新聞でも以前お邪魔したことがあります。
ややこしいのですが、店名は微妙に異なるんですね。
「おおたけ」のご主人はご実家で修業されたそうで、お味の方も「大竹屋」の流れを
汲んで、期待できそうです。
★どら焼★
わーい、恋焦がれてやって来たんです!会えて嬉しい♡
あんこ好きな方に好評で、よく出る看板商品だそう。封を切らなければ
2週間以上はもち、手土産にも喜ばれるようです。
***ちょっと味見してみました***
衝撃の断面図!
何?この餡の量!半端なく入ってるぅ~。
戸塚新聞
「すんごいインパクトですねー。(興奮)
ああ、ワタシこのまま大量の餡に押しつぶされたい~!」
ご主人
「ライターさん、あんこフェチなんですね・・・(苦笑)
他には栗入り、お茶、蒸しどらの計4種類があります。」
戸塚新聞
「あらん♡美味♡しっかり甘いです。近頃の甘さ控えめの風潮によらず。
そしてねっとりと舌に絡みつくような口当たり。豊満な餡がパワフルです。
ちょっと食べ足りない感も、もう1個イケそう感も残りません。
1個でワタシの欲望は満ち足りました。」
★豆大福★
ぼってりと手作り感満載のカタチ。
むっちむち加減が、弾力のある女子高生の太ももみたいだな・・・(比喩がオッサン的!)
1個70円なり。
えんどう豆の塩気が餡の甘さを引き立てて、やみつきになる。
ファンの多い定番。
お店のノボリに出ていた「いちご大福」100円は完売だって(>_<)
★みたらし団子★
モチモチと軟らかめの食感で、タレはちょうどよい甘じょっぱさ。
うんうん、納得のおいしさです。素朴だー。
一本60円なり。いまどき60円で買えるなんて!
近所にこんなお店があったらいいですよね~。
コンビニとかスーパーで買うより、だんぜん質も良くて。
今日のおやつに小銭入れを持って、ひとっ走り買いに行く!みたいな。
★おまんじゅう★
プチプライスなアイテムがまだありました。
1個80円なり!
ご主人
「季節に応じて種類を変えています。今日は5種類並んでいますが、
2種類は定番もので、3種類が季節ものです。季節を感じられる和菓子は
食べる側はもちろん、作り手にとっても面白い。
色んな味を楽しんでもらおうと、心をこめて作っています。」
ご主人
「おまんじゅう、団子、大福、生菓子類は購入した日に召し上がっていただくよう、
一言添えています。当店では保存料を使わない方針なので、長く置くと固くなって
しまうので。」
戸塚新聞
「ショーケースの下の段のものは個包装されていますが、日持ちしますか?」
ご主人
「脱酸素剤が入っているので大丈夫。酵素を遮断する働きがあるんですよ。
脱酵素剤は袋の中の酸素をなくして、カビ・細菌の繁殖や酸化を抑えます。」
戸塚新聞
「へー、あの四角い小さなモノがそんな理由で入っているとは知りませんでした。
何だか邪魔なヤツだと思っていました。えへへ。」
★踊場最中★
ローカル商品です。
猫の絵がさりげなく入っていて「踊場の猫伝説」を思い出してしまいました。
地元ならではの手土産を贈りたい人にはいいかも!
ご主人
「最近の若い方やお子さんは、和菓子はあんまり・・・と言って、洋菓子を好まれる
方も多いので、マドレーヌやパイ、カステラなども置くようにしています。」
戸塚新聞
「そうですかー、日本人なのに悲しいなぁ。
これはパッケージも含めて、どこか和テイストな洋菓子だから、
こうやって並んでいても違和感がありません。」
ご主人
「踊場は戸塚区と泉区の堺で、ちょっと辺鄙なトコだから、わざわざ来てくれる
人が少ないんですよ・・・だから常連さんを大切にしたいと思っています。」
戸塚新聞
「東戸塚や戸塚駅のデパートの催事とかに出ないんですか?
そしたら買いに行くんですけど・・・」
ご主人
「ウチは2人で店をやっているから、手が足りないですねぇ。ここを閉める
ワケにいかないし、あまり欲張って手を広げると何となく味も落ちるように
思うし。しっかり丁寧に作って地道にやっていきますよ。」
戸塚新聞
「ほほぉ、とても堅実な商売をなさっているんですね。」
ご主人
「とはいっても、この場所だとテレビや雑誌の取材に来てもらえないし、
ライターさん、また取材に来て下さいよ。夏場にはひんやり系を出すから、
手前味噌だけど割とイケるんですよ。」
戸塚新聞
「ははあ。サッパリちゅるんとしたヤツですか。なんだろう。気になりますね。
了解しました。では、また夏場に伺いまーす・・・(^^)」
和菓子おおたけ
横浜市戸塚区汲沢2-9-7
tel:045-881-6299
営業:9~19:30
木曜定休