‘ラーメン激戦区’になりつつある戸塚駅まわり。
オハナグループが関内の店舗を閉じて、8月に戸塚に移転してきました。
目立たない通りに位置していますが、駅西口からトツカ―ナを抜けてスグ。
周囲にはゲームセンターやパチンコ屋などがあります。
現在のところ無休かつ通し営業なので、空腹を抱えたラーメン好きには
使い勝手がよさそう。
らーめんオハナ
「いらっしゃいませっ!」と勢いよく出迎えてくれたのは、
眼光鋭いお兄さん。いかにも貫禄があるというか。
あの方がインタビュー相手か!?緊張するなぁ。しかし・・・
戸塚新聞の取材の旨を伝えると、奥へ店長を呼びに行ってくれました。
あれっ?違う方なのね・・・。(勝手に勘違い)
出てきたお兄さんは、一見あまりラーメン屋の店長っぽくないのですが、
(注意:人を見かけで判断してはいけません。)
帰るお客さんの背に向かって、「ありがとうございました!」と声をかけて
見送っていた姿に、誠実さと一生懸命さを感じました。
イイ声だったなぁ。
ドア付近の券売機でチケットを購入します。
オハナグループは元厚木・藤沢にも店舗がありますが、
それぞれに異なるコンセプトのラーメンを提供しているようです。
ここ戸塚店では豚骨ベースのラーメンを出しています。
その脇にOPEN記念のサービス券が置いてありました♪
ぜひまた来てね❤ってことで。
店内はまだ新しくて清潔感がありますね。
カウンター10席とテーブル2席。
奥には製麺室もあります。
☆製麺室を特別公開☆
ドアを開けるとヒンヤリとした冷気が漂ってきました。
そうか、温度と湿度を保っているのですね。
ちょうど従業員さんがダマ状の生地をを平たく伸ばす作業をして
いるところでした。製麺機が稼働しているところは初めて見ましたが
さすがに業務用は迫力がありますねえ。
戸塚新聞:「自家製麺をやるのって手間もコストもかかるのでは?」
店長:「手間はかかりますが、自分の理想の麺を作れるのが何よりイイです!
また、同じ材料・やり方で作っても、仕上がりが違ってくるところに
面白味を感じます。コストは仕入れた方が安い時もあるし、そうでない
時もあって、一概には言えないんですけどね。」
そんなこんなで見学している間に用意して下さったのは・・・
豚骨らーめんに豪華トッピングを乗せた
特選豚骨らーめん
きゃ~❤おいしそうなルックス。
ラーメンの知識ゼロな主婦ライターによる実食レポート。
ド素人丸出しのコメントでゴメンナサイ!っと
はじめに断っておきますね・・・
なにはともあれ、 いただきます♪
【自家製の太麺】
完全な円形でも平打ちでもなく、ちょっと平らな感じで、
スープに絡みやすい。豚骨っていうと細麺のイメージですが、
これはスープに合ってます!
やや色白でムチっと固めのゆで具合ですが、
喉の奥へつるりと素直に吸いこまれてゆきます。
おお!おいしい麺だ♪ 食べごたえアリ。
麺は2種類
細麺・・・赤らーめん(ピリ辛)、黒らーめん(黒マ―油)、しなそば
太麺・・・豚骨らーめん、つけめん
ちなみに、つけめんの場合は大盛りまで無料。
非常に良心的!採算があうの?
しかも、特盛3玉なんてオーダーする人いるのでしょうか。
炭水化物とり過ぎ!!
そして通常のラーメンをオーダーすると、嬉しいサービスが。
もやしが2倍まで無料で増量でき、オーダーの時にちゃんと
店員さんから聞いてくれます。
海苔が4枚もあって嬉しいなあ♡
フニャフニャにならないうちに、麺をくるりんと包んで
食べちゃおうっと。
【スープ】
こってりー&とろりと濃厚!そして味は濃い目かな!
背油が浮いてやや白濁していますが、博多の豚骨よりマイルドな印象です。
舌触りまろやかで、素材の甘みと旨みがギュギュッととじこめられているよう。
説明によると「二段熟成製法」をとっているとか。
普通ラーメン屋ではやらないもので、蕎麦屋などで
使われる製法だそうです。
醤油・みりんをゆっくり混ぜていったん寝かせたところに、
ダシとなるエキスを合わせて丁寧に熟成させます。
店長:「豚肉の臭みが出ないように特にこだわって仕上げています。
スープは長時間煮込めばいいワケでもなく色々なやり方があって、
うちでは非常に強い火力でガーッと短時間で煮ます。
使用している寸胴鍋は底部分がギザギザになっていて、
熱伝導がいいんですよ。そして少し置くことにより、
カドがとれて丸みのあるスープになってくれます。」
オハナグループでは、とにかく自家製にこだわっているそう。
高級な材料を使えば、確かにイイものができるかも知れない。
しかし、その分が値段に反映されてしまう・・・。(それも困る!)
なるべく安くお客さんに出せて、全体的にバランスの良い仕上がり
になるよう計算して編み出された1杯なんですって。
その中でも特筆すべき・・・
チャーシューが旨いってこと!
フツーの豚バラ肉だそうですが。
1枚が分厚いので、満足感がありまっす!
お口の中で脂身と赤身が適度に混ざり合って、いい塩梅。
トロンと溶けてスグ無くなってしまうのは淋しいけれども、
このチャーシューはしっかりとお肉の美味しさも味わえます。
食べ終わると、「Ohana」の文字が出現。
最後のポイント★は後味が良かったこと!
イヤ~な感じの化学調味料の味も残っていないし、
ギトギトしつこい脂っこさも残っていない。
お口直し不要なラーメンって珍しいのでは?
戸塚新聞:「ご自身はどんなラーメンがお好きですか?」
店長:「栃木県出身なので、根底にあるのは佐野ラーメンですかね。
しなそばみたいな醤油系ラーメンが好きです。これまで東京や名古屋
など違う地域でも修業したのがイイ経験になってます。ラーメンは
ジャンルがたくさんあってホント飽きません。」
B級グルメとはいえ、立派な日本の食文化として世界各地で
人気を博しているラーメン。好みってそれぞれですよね。
皆さんは何系が良いですか?
やっぱり土着の横浜人には家系が一番愛されているのかな?
でも地方出身者も多いこのエリアでは、家系以外の選択肢も欲しいもの。
「らーめんオハナ」は愛好家に受け入れられ、ここ戸塚の地に根づいて
くれるでしょうか。
取材も終わって帰り際、カウンター超しに店長とごあいさつ。
丁寧に見送って下さると何だか嬉しい気分です。
こちらこそ、ありがとうございました!
らーめんオハナ
住所:横浜市戸塚区戸塚町4023
TEL:045-881-0782
営業時間:月~土 11:00~23:00
日~月 11:00~22:00
URL https://www.facebook.com/ohana.totsuka
twitter:@ramenohana