昨年7月、「東戸塚みんなの居場所」として「お茶の間❤楽校」がOPENしたのを、
ご存知でしたか?
どんな活動をしているのかな?誰でも行っていいのかな?
好奇心がムズムズ・・・鼻もムズムズ・・・(スミマセン、花粉症なもんで。)
場所は駅の東側、スクランブル交差点からちょっと入ったマンションの2階です。
主に主婦の方々が運営しているため、利用できるのは平日10~17時。
入口はやや奥まったところにあります。
えっ、なんかアヤシイ雰囲気??
薄暗い階段をドキドキしながら上がってみます。
階段を上ってそのまま真っすぐ、何やら手作り的な看板を発見!
代表の山田さんがお出迎えしてくれました。
山田さん:「東戸塚には子育て支援や高齢者向けの施設は揃っていますが、
異年齢が交流できる場所がなかったでしょう?
地域としてそういう場所が必要だよねって声が以前からあったんだけど。」
戸塚新聞:「構想はずっとされていたんですか?」
山田さん:「賛同の主婦が集まったものの、法人でないのでまずは物件を借りることが困難でした。
一度まとまりかけたところで、ボツになったり・・・」
戸塚新聞:「そうか~、準備にご苦労が多々あったんですね。」
山田さん:「でも今のマンションのオーナーが、私たちの動きを知って、空き室を貸してもらえる
ことになったんです。それでバタバタと急に事が決まって、数カ月足らずでオープンに
こぎつけました。市・区より助成金を頂戴することもでき、なんとか頑張って続けて
いくのが目下の目標です。」
戸塚新聞:「掲示板を見ると、いろいろなことをやっているのが分かりますね。」
山田さん:「家賃+光熱費が発生するので、利用料というカタチで皆さんに助けていただいて、
この施設が維持できるんです。」
お茶の間には常時1~2名のスタッフが控えています。
戸塚新聞:「やはりボランティアなんですよね?」
山田さん:「いえ、これは部活動です!ボランティアだと、誰かのためにやってあげる感じ
ですが、あくまでも自分たち自身がイキイキと楽しむために部活をやらない?
って声かけしています。」
戸塚新聞:「部活ですか~懐かしい。学生の気分をもう一度味わえますね~。」
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では、具体的にどんな場所なのか、詳しく教えていただきました。
受付でドリンクを1杯オーダーすれば、時間制限ナシでくつろげるんですって。
今のところ最長滞在時間は5時間。さあ、この記録を破ってみよう!
飲食持ち込み可、電子レンジやトースターも使用可なので、お昼を持ちこむもよし。
こちらがいつでもフリースペースになっています。奥にみえているのが「小箱ショップ」
山田さん:「自分ちの茶の間感覚で、リラックスしてご自由にお過ごしください。
ママさんは赤ちゃんを床に転がしつつ、おしゃべりしたり。そこへ年配の方が話しかけてみたり。」
戸塚新聞:「まさに異年齢の交流じゃないですか~。利用者の年齢層はいかがですか?」
山田さん:「時間にゆとりのある世代、50・60・70代の方が多いですね。あとはママさん。
こないだは80代の方からTELがあって、私も行っていいでしょうか?なんて。
放課後の小学生がくることもあり、駄菓子も置いてあるんですよ。」
戸塚新聞:「イマドキの子どもの様子を、異なる年代の方にも見て&知ってもらえますね。」
山田さん:「ただ男性の利用があんまり・・・やはり気恥ずかしいのでしょうか。」
「小箱SHOP」では、1つの棚が1つの「おみせ」として出店しています。
個人やグループ単位で棚をレンタルして、力作の手作り品を展示販売。
丁寧に製作された雑貨類がこれでもか!と言わんばかりに並んでいます。
若いママさん~ベテラン母さんまで、家事育児の合間をぬってコツコツと仕上げたものだそう。
手先が器用っていいな☆
ギャラリーコーナー♪
絵画・写真・書など、個展開催ぜひどうぞ。アーティスト気分が味わえる!?
取材当時は期間限定の裂折バッグ展示販売をしていました。
手作り苦手派には、不用品バザーコーナーもありますよ。
私はこっちだな・・・
ベランダから差しこむ光が明るい雰囲気の貸スペース。
工作や手芸などのミニ講座や、お茶しながらの交流会などさまざまな企画があります。
自分の得意なことを教えっこするためのコーナーです。
特技のある方、講師として参加してみませんか?
さっきのフリースペースが満席のとき、こちらが空いていれば座れますのでご安心を。
貸スペースの後方にはカフェコーナー( ^^)
飲食販売をするには、いろんな手続きを踏んで許可を取らなければいけないそうですが、
セルフサービスであれば、比較的容易に運営できるとのことで、このスタイルになっています。
山田さん:「はじめは飲食をやる案もありましたが、ハードルが高いんです。
仕入れ・調理・片付けなどスタッフの仕事も生半可では済まないし、
あくまでも部活動として楽しめる範囲にしようということに。」
そういうわけで、最新マシーン?を使って自分でコーヒーをいれるのです。
説明が書いてあっても、操作方法が分からない年代の方もみえます。
その時はスタッフが手取り足とり説明しますので、あくまでも自分でやって下さいね・・・
受付で購入します。
このコーヒー、飲んだ事ありますか?結構おいしいですよ。
紅茶もあるんですが、こだわりのオーガニック品で、ティーバッグとは思えないお味なんですよ。
こちらは各SHOPによるお菓子・パン販売コーナーです。
東戸塚周辺のSHOP数軒より定期的に届きます。ただいま新規開拓中とか。
この日はAniseから可愛い焼き菓子が入荷していました。
地域での交流が希薄な現代社会には、こういった場所が必要とされているんでしょう。
ちょっと寂しいとき、誰でも訪れることができる居場所があると嬉しいですよね。
周辺住民の憩いの場所になって、そこから人の輪が広がっていきますように。