11月ではあるが、陽気のいい日。
お散歩日和なので、事務所のある東戸塚からブラブラと歩いて出かけることに。
主婦ライター、歩くのは好きなんです。
ここは初めてやってきた境木商店街。お隣の保土ヶ谷区まで出張取材です。
環状2号線を越えて、境木地蔵を通り過ぎればスグ。
駅から15分くらいでしょうか。
・・・し~ん・・・
おや?ホントに商店街? 人通りが全然ないけれど・・・
ほほー、ここですね!
「手造りのパン KUPPE」
ご主人が28歳のときにオープンし、今年で33年目を迎えるKUPPEは
近所の人たちが足繁く通う人気店。
あらゆる点にこだわり抜いた職人気質のご主人が
バリエーション豊かなおいしいパンを毎日せっせと手造りしています。
ご主人:驚きのスケジュール(◎_◎;)
夜21時に起床して夕食。(え?よるのくじにおきる?)
22時半に店に入って、作業開始!独りで一晩中もくもくとパン造りに勤しむ。
朝お店のオープンに合わせて、続々とパンを完成させていく。
一通り、焼き上げたら終わり。売り切れても、誰がなんといっても終わり。
14時半に帰宅、お昼ご飯の後は睡眠zzz。。。
つまりお店の滞在時間は・・・えーっと計算すると、
16時間ですよ!?マジ??
このような生活を33年も続けてこられたわけですね。頭が下がります!
看板娘❤
そんなご主人を陰になり日向になり支えてこられた奥様(右)
明るく爽やかな笑顔で常連さん達と言葉を交わす、そのやり取りの様子をみていると、
ご主人と二人三脚で歩んでこられたことが分かります。
奥様:
「主人は年を重ねるに連れて、もっともっとレベルを上げたい・・・という職人としての
プライドが高まり、かたくなに良いものを求めて働いています。材料も質のいいものを使い、
味はもとよりパン自体の形・焼き色なども自分のイメージを強く持っています。
納得のいかない仕上がりだとお客様には商品として出しませんし、
研究熱心で、季節に合わせた新商品の開発など、パン中心の日々です。」
たくさんの総菜パン・菓子パンなど昔ながらの親しみやすいパンが並びます。
どこからともなくお客さんがひっきりなしに現れて、すごい勢いで売れてゆく・・・
午後になると品薄状態になるので、午前中に行くべきですね。
毎週火曜日限定です!!!
カレーパン170円⇒120円
割安感があって、嬉しくないですか!?
店頭に出すそばから、なくなっていきます・・・
ライターの叫び:
「あとチョットしか残っていないワン。
待ってー!ワタシの分も残しておいて~。」
しかし、心配ご無用。
アツアツを提供したいとのことで、火曜日はマメに調理している様子。
自家製のパンを砕いて作ったパン粉を用いて、
ひとまずオーブンで焼いてから揚げるのがポイントだとか。
すると油を吸収しづらく、軽く食感よく仕上がるのですね~。
カレーパン再び現る!
ヤッタ~、こんがり。キツネ色。
形もイイ感じ。
おいしそうな塩梅が見た目で分かりますよねっ。
なくならないうちに、慌ててゲット。
せっかくの取材ですから、揚げたてを頂きまーす♪
カリカリ、さくさく!
口当たり良好、脂っこくないのでお腹にもたれません。
もっちもち、生地おいしい!
具はやさしい甘口ですね。土地柄、年齢層が高かったり、お子さん向けに甘口が好まれるのかな。
あとひく味わい。
また食べたくなるカレーパンです(^-^)
こしあん・つぶあん
ご主人は中身をギッシリ入れるのが信条。
和菓子屋さんが使うような質のよい小豆を仕入れて、丁寧に炊き上げているそうです。
半分に割ってみると2階建て。
パン自体はむっちりと、しかし二層になっていることで、フワッと感もあり。
あんはシッカリ甘く、ぽてっと煮詰められ、小豆の風味の良さが際立っている!
表面の胡麻が小気味いいアクセントに。
アンパンマンを彷彿とさせる姿。
食べたら元気100倍!アンパ~ンチ!!
ぜひ家に連れて帰りたーい。
寒い季節だけのお楽しみ。
ふんわりホイップした生クリームを一緒に味わって❤
甘党のアナタも大満足。
菓子パンの定番。パン屋さんの実力が分かるという・・・
クリームぱん&メロンぱん
メロンぱんは雑誌に取り上げられたこともある自信作だそうです。
主婦ライターがあえてチョイスしたのはクリームぱん。
これからの季節は濃厚なクリームぱんの気分。
持ち上げた時のズッシリ感は半端ないです!
コイツ、肥満児だなって感じです。
フィリング多すぎ~!
ぷわっと弾力がある生地に、しっかり固めのクリームが相性抜群。
バニラビーンズの香りが漂う、キレイな色のカスタードクリームは
しっかり・たっぷり甘いです。甘党のアナタもご満悦。
忘れてならないのは、日に4回、焼くご主人のスペシャリテ=「食パン」
角食パンとロイヤルの2種類があり、とりわけ角食は必食!なのです。
毎日のように買いに来るに常連さんも。
好みの厚さにカットしてもらうこともできますよ。
角食パンの特徴は?
高温で短時間で焼き上げるため、外側はパリッと香ばしく、内側はしっとりやわらかい。
当日に食べない分は風味が落ちない様すぐに冷凍すれば大丈夫。
オススメの食べ方は?
そのまま召し上がる方もいますし、厚めにスライスして軽~く焼くのがいいのですって。
どれどれ。具合はいかに?
手でちぎろうとすると、耳の部分が抵抗してくる!
外側の弾力は予想以上。超・もっちもっち。
口に含むと、小麦粉の豊かな風味と、ふわっと立ち上る甘みが広がります。
しっとりやわらか~。
ホントだ~! そのまま食べても美味しい~!
次は教えられたように、軽くトーストしてバターをのっけます。
耳のパリパリ加減がさらに増し、香ばしさもUP。
さらに美味しさが引き立つようです。
個人的にはハードな方も好き❤
外側はガリガリとクッキーのような食感で。
バターがじっとり浸み込んだ食パンの芳醇な味わいを、ひとくちひとくち充分に噛みしめることで、
深く!深く!楽しみます。
パン好き主婦ライターも納得の角食パンでした(^-^)
東戸塚では、以前の記事でご紹介したコミュニティカフェ「お茶の間❤楽校」でも
月1回の予定で販売したり、西武東戸塚店4階に出張スペースがありますので
月2~3回ほどですが、そちらでも買い求めることができるそうです。
具体的なスケジュールは「お茶の間❤楽校」のHPをチェックしてくださいね。
直接クッペまで来店される場合は、カレーパンのセール(火曜日)が狙い目です。
午前中のうちに!
角食も絶対オススメ☆☆☆
働き者のご主人渾身の技術と熱意をこめて手造りしている素晴らしいパンたちに
ぜひ会いにいってみて下さいね♪
ホームベーカリー KUPPE
240-0033 横浜市保土ヶ谷区境木本町1-35
TEL:045-721-2388
営業時間:8:45~17:00(祭日~14:00)
定休日:日曜日