食いしん坊の主婦ライター、最近ムチムチしてきたようで、このままではマズイ!
これから薄着の季節に向けて、ダイエットに取り組まねばーと運動を決心した。
公園でも散歩するか !
てくてく、ふう~疲れるな。
すると、どこからともなく軽妙な音楽が聞こえてきた。
チャカチャカチャ―ン♪タリラリラーン♪♪
お?なんだ!?あれは?
大音量のミュージックとともに一台の車がやってきた。
急いでシャッターを切る。
お散歩中もカメラを手放さない仕事熱心なこの私。
軽トラだ、なんと、パンの絵があるよーん。
もしかして、パンの移動販売かしらん。いまどき珍しいなぁ。興味津津☆
それ追いかけろ~~~。猛然とダッシュ!
ブロブロローン・・・非情にも走り去ってしまう。
ああ、足の遅い私。取り逃がした・・・オ―、マイガッ。
辺りで聞き込みをしてみると、この近隣ではいくつかのポイントで停車して販売するらしい。
「ESSEN」と書いてあるのが、パン屋さんの名前らしいぞ。
ようし、今度こそ!と待ち伏せして、、、巡り合ったのは数週間後。
やっとまた会えたー!!!
高齢者施設の前で停車しているところを発見。
さっそく職員さんが買いに出てきたみたい。
キャッチフレーズは・・・
「いつもの時間に、いつもの場所で」
いらっしゃませー★
と出迎えてくれたのは、この軽トラの持ち主である西原さん。
パン屋歴まだ3年という。
以前はまったく違う職種でしたが、直接お客さんと触れ合って「ありがとう」を
言い合える仕事がしたいとの思いから、ESSENの移動販売スタッフになったそう。
戸塚新聞:「この仕事で苦労する点と嬉しい点は何でしょうか??」
西原さん:「そうですね、やはり苦労するのは販売箇所の開拓です。私のルートは
病院や高齢者のための施設が 多いです。買い物に出られないので、職員さんも
患者さんも楽しみに待っていてくれるんですよ。あとは、マンションや、企業、公園
など大型施設を中心にしていますが、軽トラを停めてのパン販売を許可してくれる
ところを探すのが難関ですね。
嬉しいのはお客さんと顔が見える付き合いができること。直接お礼を言われたり、
何気ない普段の会話や子どもたちと話ができたりと、自分の仕事が喜んでもらえる
ことを肌で感じることができるのが、この仕事の魅力ですね。」
軽トラに並んでいるパンをチェックしてみましょー。
これでもか!っと言わんばかりにパンがひしめき合っています。
横浜市緑区鴨居に工場があり、朝早くから専門の職人がパンの仕込み・製造を行い、
移動販売スタッフがルートセールスに出向くシステムです。
時には移動販売車へ寄せられたお客様の声を元に、新商品の開発も行っています。
季節限定のパンも加わって、パンの種類は常時40種類ほど。
その日の朝に焼かれたパンを積んで9時半ころに出発し、曜日毎に決まった
ルートを巡回して、19時頃には終了するそうです。
定休日は基本的に日曜日。
回るルートや、乗せるパンの種類を工夫して、その日のうちに売り切ることが目標。
自分の力量次第で、売り上げが変わってくるので、そこも遣り甲斐の一つか。
一番人気はアップルパイ♡
焼きそばパンやカツサンド。昔懐かしいワ!
定番人気のあんぱん。
サクサクのカレーパンは昼食におすすめ。
お年寄りやお子さんも食べられるように、辛さは控えめ。
サンドイッチ数種類。
どれもボリューミーで、ランチにオススメ。
冷蔵スペースがあるので、暑い季節も痛む心配がないんですって。
食パンは定番アイテムです。
ゆっくりと時間をかけて発酵させており、そのままトーストするだけでも
さっくりとして美味しい!!
トラックが昼過ぎに回ってくるエリアだと、ランチには間に合わないので
おやつ代わりのパンがよく売れるそうです。
ド甘い菓子パンも色々と揃っていて、昼下がりの奥様に需要が高い模様。
「えっ?それって私のコト?」
手作りの新食感クッキーはひとつひとつ職人が丁寧に製造しているロングセラー。
神奈川県認定のお土産「横浜三塔物語」に選ばれ、県庁内で販売しているとか。
これは要チェック!
というわけで、この日は昼食を済ませていたので、おやつパンを購入してしまった私。
あれれ??当初の目的はダイエットのはず~。
これじゃあ、痩せられる日は遠いなあ、トホホ。
ちなみに、戸塚区あたりは水曜日&土曜日に巡回しているので、見かけた方は
呼び止めてくださいね。各種イベントに出向いたり、新たな販売ルートに組み込んで
もらうこともできるので、(平均して3名以上のお客さんが見込める場合に限り)
興味ある方はESSENに交渉してみよう。
エッセン グループ 本社
横浜市緑区鴨居1-9-12
TEL:045-935-3108