今年は暖冬のせいか、まだあまり寒い感じがしませんよね。
冬といったらコタツでミカンが定番ですが、皆さんお気に入りの
冬の過ごし方ってどんな感でしょうか?
ぐつぐつお鍋に、キ―ンと冷えた日本酒でも?
いや、待てよ・・・グイッと熱燗も捨てがたいな。
そんなコトを空想していたら、とある一軒の居酒屋さんが浮かんできました。
8月にオープンした隠れ家のようなそのお店は・・・
焼鳥と愛媛食材の居酒屋「愛媛屋」
愛媛といえば⇒ミカン!!
そう、四国に足を踏み入れたことがない者にとって
愛媛は遠き存在。食べものがおいしいとか、温暖で
過ごしやすいというイメージはありますが。
愛媛の食べ物ってどんなだろう?
お店を一人で切り盛りするご主人は愛媛の新居浜市出身。
横浜の居酒屋で10年ほど働いたのち、こじんまりした自分だけのお店を持ちたいという夢を、
ここ戸塚で実現させました。
ご主人:「いやぁ、愛媛出身の人なんて、この辺りにはいないだろうと思っていたんですが、
結構いたんですねえ。同郷だと分かると何だか嬉しいもんです。」
突然現れた常連Sさん:「ボクはバリバリ戸塚っ子ですが、この狭い空間が落ち着けるし
焼鳥や一品料理も割合リーズナブルなので、通いやすいな~と。」
奥にはこじんまりとした畳の間がありました。
坂本竜馬が追ってから隠れて、日本の未来について語り合った料亭を
イメージしてつくられた個室だそう。
居酒屋なのに、15時~営業しているとか。
ご主人:「早い時間帯はリタイアされた年代の方々がみえます。
混むのは水・金・土かな。水曜はノー残業デーのせいですかね。
個人店だと日曜には休むところが多いかも知れませんが、
うちは日曜も営業しているので、ぜひ来てください!」
席数が少な目なので、壁際には折り畳み式の台が設置されており、
「立ち席のお客様にはドリンク一杯無料でござる!!」
という嬉しい特典も♪
ご主人が集めた愛媛のおいしい地酒や焼酎、果実酒など
このへんでは出会うことのない珍しさがウケています。
ご主人:「愛媛は水の質がいいんですよ!だから田んぼだらけ。
あまり知られていませんが、米どころなんです。
だからお酒もおいしいものが揃ってます。」
日本酒
愛媛県各地の酒造から厳選した日本酒を揃えています。
焼酎
麦・米・芋・栗など、色々と試して好みを見つけて下さい。
超オススメ★特上の梅干し
信頼を寄せる仕入れ先から特別に分けてもらっていますが、
何処産の梅干しなのか、ご主人さえも教えてもらっていない
正体不明の梅干し。
常連Sさん:「この梅で焼酎が抜群に旨くなるんすよ!
ボクのお気に入り♡これ一粒で3~4杯はイケますぜ・・・うひひ。」
看板メニューは焼鳥!
愛媛が誇るブランド地鶏、「媛っ子地鶏」は手間のかかる四元交配を行い、4種類の鶏の
いいところを凝縮させた、全国的にも珍しい種類だとか。脂のりがよく、ぷりぷり
弾力がありながらも、適度な柔らかさを持つ身質が特長。
噛むほどに、地鶏特有の複雑な旨みが口の中で広がっていきます。
ねえねえ、メニューにのってる
みかん卵って何なのよ!?
それは・・・ミカンの皮を入れた飼料を食べて育った鶏が産んだ卵でーす。
ビタミンEたっぷり、普通の卵より黄身が濃く(ミカン色?)味がしっかりしている
とのこと。愛媛でも一般家庭ではお目にかかれない高級品なので、ご主人も実は
“あまり食べたことがなかった”んですって。
(※卵はミカンの味はしませんので!)
みかん育ちブリ
って知ってます?わーい☆愛媛っぽい!
みかんを餌に混ぜて養殖しているため、魚の臭みがなく
お刺身でいただくと、ほのかに柑橘類の香りがして
とてもサッパリ美味しく感じるそうです。
現時点では、ブリは週末限定の提供だそう。
ご主人:「ブリ、相当デカいんですよ。平日に仕入れちゃうと、
さばき切れないので、週末にワーッと出しちゃう感じかな。」
お刺身はもちろん、ブリしゃぶもイイですねえ♡
ここで愛媛直送の野菜を見せていただきました。
わ、ミカンだ❤
ご主人:「実家のある新居浜市は工業地帯なので、あまりミカンないんですけどね・・・」
え~そうなんだ。意外や意外。
都市伝説、蛇口をひねればミカンジュースが出る!!
なんて話を期待していたけど・・・しょぼーん。
ちなみに、野菜類を全部チェックしてみたら、確かにどれも愛媛産。
なんだかツヤツヤして、いかにも新鮮そう。
ご主人:「収穫した次の日に届くようになっているから。」
紫シリーズ
珍しい、紫色のキャベツ・白菜・大根。
ポリフェノールたっぷり。
これらを彩りよく混ぜ込んだ愛媛屋サラダが人気。
ご主人:「愛媛製ドレッシングはミカン・人参・玉葱の3種類を
ボトルごと出して、お好みで使っていただきます。
珍しい野菜はやはり喜ばれますね~。」
常連Sさん:「独身のボクは野菜不足が気になるので
オーダーするんですけど、シャキシャキしてウマイですぜ~。」
巨大なモノ。何コレ?
タケノコかと思いましたが、実はサトイモだって。
「媛かぐや」という名前のブランド芋で、
これで作る「いもたき」は愛媛の郷土料理といいますか、
ほっくりとした実に味わい深い一品に仕上がります。
え?写真がないのかって?想像してみてくださいよ!!
最後にご主人の心の叫びを・・・
はい!そのとーり。
愛媛といえばミカン!なんて言ってしまって・・・
ただただ陳謝。
地鶏の焼鳥とミカン育ちブリ+ふんだんに採れる旬の野菜たち。
おいしい食材とお酒をそろえて、柔和なご主人が待っています。
・・・戸塚新聞読者へのメッセージ・・・
「愛媛のヒト、集まれ~(^^)
愛媛じゃないヒトも連れてきて~(^^)」
常連Sさんも最後に図々しく登場。
「ボクときどき一人で飲んでるので、声かけて下さい♡」
最後になりましたが、場所をご案内します。
戸塚駅西口より徒歩5分ですが、やや見つけづらい。
「図書館通り」から奥まったゾーンにお店があります。
遠くに見えるビルは(右)区役所と (左)フレッサイン。
この飲み屋への門構えを臆せずドンドン行っちゃってください。
え?マジで!ココっすか?
と不安になるやもしれませぬが、さらに奥へと進むと
愛媛へのトビラがあなたを待ち受けていますよーん。
愛媛屋
横浜市戸塚区戸塚町105 ふれあい横町F号室
TEL:045-435-9424
営業時間:15~22時(火曜日定休)