東俣野中央公園は1995年3月に開園以来、近隣の住民たちに親しまれて
います。この公園はイギリス民話「ジャックと豆の木」をテーマにして
作られているそうで、ワクワクしながら遊べそう!
・・・というわけで、戸塚新聞が様子を見にやってきました。
園内は約5000平米あり広々しています。
テニスコ―トや運動広場の使用状況によって、有料駐車場は週末など
混むことがあるため、車の方はご注意ください!
駐車場のそばに管理棟があります。
現在は横浜市の指定を受けた「緑とコミュニティーグループ」が公園の管理
にあたって、利用者が気持ちよく過ごせるよう丁寧な手入れをしています。
広いレストハウスが併設されていて、公園利用者には便利です。
全面ガラス張りで明るく日当たりのよい室内にはテーブルとイスのセットや
自動販売機もあって、緑の景色に囲まれているので気持ちいい休憩タイムが
過ごせそう。
「ジャックと豆の木」子どもの頃に読みましたよね!
イギリスの絵本作家ジョン・シェリーさんの傑作絵本が飾られています。
迫力のある構成、丹念に描かれた絵が見事で、眺めているだけで飽きません。
ストーリーを追って散歩がてら園内を回ってみることに・・・
まずは管理等近く「ジャックの家」からスタート!
貧しい少年ジャックはある日、母親に言われて市場へ牛を売りに行くことに・・・
ジャックの家とか庭をイメージしているのかな?
しかし途中で不思議な男に出会い、ジャックは大事な牛を魔法の豆粒と
交換してしまいました・・・
この滑り台がジャックの家ですね!可愛らしい少年のイラストが入っています。
母親は怒って豆粒を外へ放り投げてしまいます。すると夜の間にスルスルと
すごい勢いで豆の木が生長し、天まで届くほどに・・・
このポコポコした謎の物体は豆の種をイメージしているのでしょうか!?
固いのかと思って踏んづけてみたら予想に反して軟らかい感触。
ゴム製のようです。ちびっ子が転んだりぶつかっても安心なワケですね。
そこからまめの木橋を渡ってドンドン行ってみよう♪
立地的には国道1号線からだいぶ奥へ入っているので、閑静な公園です。
翌朝ジャックは豆の木を見てビックリ!ツルを伝って登っていくことに。
ずんずんずんずん、どこまでも・・・
お?ユニークな階段に行きあたりました。
金のたまご階段というネーミング。
あえて短めの階段を配して、空へのアプローチを感じさせています。
少しずつ豆の木のツルを登って、だんだんと雲の上の世界へ近づいていく!
高低差がある公園の特性をうまく活かした造りになっていたんですね。
細かいディテールですが、手すりの丸模様が影を落とし、「さやえんどう」
っぽくなってないですか?これは仕組まれているのか偶然なのか・・・
空までもう少しの所に、風見鶏のガゼボのようなもの。
金の卵を産む鶏がモデルでしょう。
実は石づくりのベンチになっていて、小さいお子さんやお年寄りが座って
休憩できるような配慮に。そこそこ長い階段ですから。
ふうふう、まだかなあ?そろそろ登り疲れたよぉ(-_-;)
やっと!到着したぞ~。
階段を登りきると、突然パーッと目の前が開けました。
空の広場に出たようです。
ジャックは空の上に出ました。道の先には大きな城が!おなかがすいた
ジャックはおかみさんに食べものをもらいましたが・・・
広い空間で思いっきり駆け回って遊べます!
が、ボール遊びは残念ながら禁止事項。
高低差があるので転がっていかないように、また小さいお子さんや高齢者への
配慮もあって仕方がないのかも知れません。近年はボール遊び禁止の公園が
増えていますよね。自然環境もなく、公園でさえ色々と規制が多い。
遊び場難民の現代の子どもたち。不憫です。
とはいえ、子どもにはボール遊びをさせてあげたい!じゃあ一体どこで?
って思いませんか?
そんな声を拾った企画がタイミング良く始まりました!
とりあえず月2回の水曜日の午後だけですが、通常は予約制の運動広場を
無料で開放するとのこと。試験的にやってみて、利用状況により今後も
継続するか増やしていくか検討されるそうです。
周囲を気にせずボール遊びができる!少年少女たちで賑わうといいなあ☆
運動広場の方から空の広場を眺めてみれば・・・
遥か遠くまで目線をさえぎるものがなく、とっても広大な眺め!
すんごい解放感!!
ここ、実は景色が素晴らしい公園だったんでーす♡
ほんとーに空の上にいるような錯覚を覚えます。
まさに「ジャックと豆の木」の世界!を体感。
巨人が帰ってきてしまい、ジャックは慌てて隠れました・・・
「おかしいな?人間のニオイがするぞ?」
空の広場の脇には巨人の城がそびえたっていました。
大人の身長くらいの高さなのですが・・・
ファンタジーの世界へようこそ!
ジャックは、満腹の巨人が居眠りをしている間に、金貨の入った袋を
こっそり持ち出し、大急ぎで豆の木を降りて家に戻り・・・
城からの眺めもサイコー!
また城に戻ると、今度は巨人が鶏に金の卵を産ませているのを見て、
巨人が眠っている間に、その鶏を抱えてスルスルと豆の木伝いに家に帰り・・・
外部の者に侵入されないよう頑強な!砦(とりで)らしく。
子どもたちの格好の遊び場になっていて、この空間が想像力をかき立てて
遊びを発展させてくれそうです。
次は、素晴らしい音色を奏でる金のハープを目にしたジャックは、巨人が
寝込んでいるうちに持ちだそうとしましたが、ハープが大声を上げてしまい・・・
運動広場の奥にはまめの遊び場
まめ=小さなお子さんを対象にした簡単な遊具が設置されていました。
わ!かわいい。まめ型ベンチだ!
次に雲の広場にやってきました。
健康器具?みたいなものが置いてあります。
公園は子どもたちだけのものではありませんから!
坂道を下るように最後に降り立ったのはつるの遊具。
当初はつるを連想させるような遊具があったそうですが、現在はすっかり
様相がかわり、フツーの遊具に。ちょっと残念。
目を覚ましてジャックに気付いた巨人がすごい形相で追いかけてきます!
「この泥棒め!」・・・
4つのゾーンに分かれて遊具が置かれているので、遊びながら
つるを降りて行き、最後にジャックの家に帰ろうっと!
ジャックは大急ぎで豆の木から飛び降り、斧で木を切り倒しました。
巨人は落ちて死んでしまい、ジャックは手に入れたお宝で母親と幸せに
暮らしましたとさ・・・
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あ~なんだか楽しめました。
物語の中に迷い込んでしまったみたいで、現実に還るのが淋しくなります。
絵本(民話)をテーマにした公園って珍しく、面白いです!!
途中、展望台に寄ってみました。
ベンチが3つあって、見晴らし抜群★ここでお弁当を食べたいなあ♪
遠くに見えるのっぽビルがドリームハイツあたりでしょうか。
案内盤によると・・・空が澄み渡っていれば富士山も見えるようです。
のどかな風景に癒されますね。見知らぬ田舎町に来ている気分です。
また近くを通りかかる機会があったら、ちょいと寄り道してみてもイイかも。
お子さんがいる方は、絵本を持ってきて一緒に見ながら園内を回ると
楽しめそうです。
東俣野中央公園
所在地:戸塚区東俣野町864
指定管理者:緑とコミュニティーグループ
tel:045-852-5432
ホームページ:
http://www.maroon.dti.ne.jp/midocomi/higasimatanocyuou_park.html
【駐車場】
収容台数:48台(車椅子使用者1台含む)
料金:2時間300円 以降20分50円
営業時間:8~22時