よく晴れた7月14日。
行ってきました!八坂神社!!
【これが300年以上続いてきた戸塚が誇る奇祭、
お札まきだ!】
すごい人!!
お札はお参りをすればもらえます。
だけれど、「お札まき」。
やっぱり撒かれたお札の方がご利益があるそうです。
ちょうどジャストの時間で着いたので、すぐに始まりましたよ~~~!!
テレビ局などの取材カメラも多々ありました!!
今年はフジテレビでも生中継されたようですね!
円の中心にいる、こちらが音頭をとるボテカズラをかぶったお姉さま。
(あれ?おじさま??いや、お姉さまだ!)
踊り手のおじさまお姉さま方。
音頭をとるボテカズラのお姉さまを中心にして、右回りに踊り手のお姉さま方が踊りながら回ります。
踊り手さん達、楽しそう!!
なんと30年以上もこの踊り手さんを続けている方もいるそうで、見物の私達と同様、踊り手さんも1年に1回のこの女装できることをお祭りを楽しみにしているんだな~、と実感。
お札を撒くのはボテカズラのお姉さま。
お札が出てくると、歌も
「ここいらで撒こうか まだまだ早い」
と繰り返されるようになります。
そして、
「赤 青 黄色 いろいろ混ぜて 油断をすると お札が取れんぞ」
と歌詞が変わるとだんだん観客も中心に寄っていき・・・。
お札が巻かれた!!
そ、争奪戦っ!!
砂糖に群がるアリのように、みんなが群がっていく!!
うちわで仰ぎながら撒くので、風向きがものすごく重要です!
1度に撒くお札は20枚と決まっているそうで、これをゲットするのはかなりの激戦!!
「やった!!取れた!!」
「取れなかったー!!」
などの叫び声が響き渡ります。
動画も撮りました!!
臨場感が伝わると思います!
八坂神社の境内で撒き終わると、今度は外へ出て町内を一周。
お札をゲットしようと、この「お札まき連中」の後を追って、大勢の見物客がついてまわります。
町のところどころでお札を撒いてまわります。
うちわに仰がれて宙を舞うお札にみんなが手を伸ばします。
私も一生懸命ついていったけど・・・。
全然取れない・・・。
お札を取るのは至難の業でした・・・。
風向きがあるので、踊り手さんの近くにいても取れるわけではないんですよね・・・。
惨敗でした。
あぁ、欲しかったな・・・。
来年またリベンジです!!
【今年の屋台はどうなった??】
ところで、例年であればこのお札まきとともに、戸塚駅からずらっと露店が立ち並ぶはずでした。
が、今年は・・・。
駅を出たところ。
がらーん・・・。
浴衣姿で歩いている人もちらほら。
がらーん・・・。
やっぱり露店はなかったです。
近くの方や警察の方に
「露店ってどこでやってるんですか?」
なんて聞いている人もいました。
・・・が!
ほのぼの商和会さんを中心に地域の方々が協力しあい、「ほのぼの祭」が開催されていました!
国道一号を1本入った中通りで行われました。
警察署から道路使用許可証が出なかったために、お店の敷地などを利用して約30店舗ほどの出店となりました。
1歩裏道を入ると
人・人・人!!
やっぱり7月14日に屋台を求めている人はこれだけいるんですね!!
「赤いクツ」さん前。
「きゅうりの1本漬け」の文字が、この暑さに染み渡ります。
ジャマイカ料理のキッチンカーも!
チョコバナナー!!
お祭りといえばチョコバナナだよね!!
トルシーさんもカレーの屋台を出していました。
もんじゃ横丁。
いろいろな商店の方々の協力があって成り立ったお祭りだ、ということが歩きながら伝わってきました。
屋台はどこも大行列!!
大盛況!
のように見えましたが・・・。
例年に比べて実質200店舗分ほど減った屋台に
「寂しかった」や「がっかり」の声もあったようです。
やっぱりそこは本業としている露店商とは、「遠く及ばなかった」と商店会の方々もおっしゃっていました。
【戸塚お祭り 今後の課題】
そして後日、お祭りの反省会をもんじゃ横丁でされるというので、お話を伺ってきました。
ほのぼの商店会の方々が集まりました。
今回の「ほのぼの祭」は1ヶ月あるかないかの短い時間の中で計画・実施されました。
長い間続いてきたお祭り。
毎年楽しみにしていた地域の皆様、子供たちのためにも、という思いだけで作り上げたものでした。
「子供たちが喜んでくれたことが何よりの収穫でした。」
と皆さんおっしゃっていました。
今回のほのぼの祭に訪れた方は推定1万5,000人!!
もともとチラシなどで「ほのぼの祭」がある、と知ってきた人。
例年通り屋台があると思って来た人。
いろいろだったと思いますが、18時~20時ぐらいがピークで通り抜けるのも大変だったぐらい混雑したそうです。
思っていた以上に人も集まり、大盛況で終わりました。
だけど、問題点もあったそうです。
今回、道路使用許可証が出ていないことで通行止めにはできませんでした。
だけれど、道には人が溢れ、実際問題として車は通れなかったんです。
ボランティアの警備や警察の協力もあり交通事故などは0件でしたが、「車が通れない」という苦情が数件あったそうです。
それと、お祭り自体は20時に終わったのですが、
やっぱりその後23時過ぎまで騒いでいた若者たちもいたそうです。
ちょうど毎年同じ時期にある靖国神社で行われる「みたままつり」も、露店の出店が中止、とニュースで見た方も多いと思います。
靖国神社の方も、大きな原因は若者達が遅くまで騒いだりとトラブルが急増していたことでした。
またゴミに関する苦情もここ数年急増していたので、お祭り会場に5箇所ゴミ捨て場を設置しました。
さらに商店会やボランティアの方々でお祭りが終わってから、そして朝にももう1度清掃を行ったそうです。
それでも分別ができてない、コンビニのゴミ箱がいっぱい、など苦情は少ないけれどあったそうですね。
ほのぼの商和会さん
「皆さんに1番分かっていただきたいことは、
今回の「ほのぼの祭」は屋台が出ないことによる臨時的なものだった
ということです。
露天商が250店舗も並ぶ、今まで通りのお祭りを再開させることが1番の目的です。
今までのお祭りに来年は戻せるように、若い人達の力も借りて今後組織を大きくしていったりとあと1年やることはたくさんあります。」
とのことでした。
ほのぼの祭りは大成功、と同時に道路や警備の問題など、まだまだ課題も多く感じられたようでした。
地域の活性化に大事な位置であった、八坂神社のお祭り。
例年通りのお祭りであれば、約3万人の人出だったそうです。
今年はその半分1万5,000人でしたが、このまま屋台が出ない、となるとこの人出もだんだん減ってしまうのではないでしょうか。
今回のほのぼの祭で、商店会、ボランティアの方々を含めて「一致団結するパワー」を実感した、とほのぼの商和会の方々はおっしゃっていました。
そういう面でも戸塚区民1人ひとりが、特に若い世代の子達が、これからの戸塚のあり方について考えていかなければいけない時なのかもしれない、と感じました。