春は恵みの季節。
タケノコや蕗など、食からも自然を感じます。
初夏には甘夏でマーマレードを作るのが
主婦ライターのお楽しみ。そして次は梅の時期。
手間をかけるだけ、味わいもひとしおです。
さて、今日もおいしいものを求めてやってきました。
Chaina Table 花木蘭
戸塚駅西口より徒歩5分、戸塚小学校の
すぐ隣にお店はあります。
店内はこじんまり、白とダークブラウンを基調
にしたシックな風合いです。町の中華屋さんと
いうよりは、ビジネスランチや落ち着いて会話
&食事を楽しみたい感じです。
奥には10名ほどの個室もあり、貸切にも対応。
自称“デカっ鼻シェフ”
町田寛明さん
埼玉県出身、都内の中華料理店をいくつか回って
修業を積み、30歳の若さで独立。知人の紹介で
この店舗を借りることになり、戸塚へ引っ越して
8年になります。
町田シェフ:
「様々なお店の良いと思ったところを取り入れ、
自分が美味しいと思えるものを出すお店に
しようと思ってやっています。」
はじめの2年くらいは売り上げが出なくて苦労した
そうですが、「お客様のことだけを考えよう!」と
気持ちを改めることで、いい方向に転換できたそう。
今では戸塚の評判店に成長。何を食べてもハズレが
ない安定感が人気のヒミツでしょうか。
平成26年には、「おいしいものとつかブランド」
に「特製黒酢の酢豚」が認定され、さらに知名度UP↑
「特製黒酢の酢豚」
町田シェフ:
「季節の食材を使うようにしています。この時期は
新じゃが、人参、タケノコ、ピーマン、しめじ入り。
夏はゴーヤ、秋にはサツマイモを入れたり。そして、
タレは肉だけでなく野菜にも合う特製黒酢で仕上げます。」
柔らかくもボリューム感のある豚肉が
ゴロンゴロンと入っており、カリッと
揚がったお肉に黒酢のタレがとろりんと
絡まって、ご飯にもビールにも相性抜群☆
野菜は素材の旨味を残してシャキシャキと
味わいも楽しく、そのすべてを特製黒酢が
バランスよくまとめているかのよう。
何度でも箸が伸びてしまう逸品ですね。
人気があるのも頷けます!
そんな代表メニューが、ランチタイムは
サラダ・お漬物・スープ・デザート・ライス
or蒸しパンがついたセットになっています。
とってもお得!これは行かねば!
ところで、中華料理のデザートといえば・・・
杏仁豆腐が定番ですよね!
もちろん同店の杏仁豆腐も美味しいとの声が
多数。しかし、オリジナルの特別な杏仁豆腐が
あるんですって!
ハマプリン
町田シェフ:
「横浜市の市花であるバラにちなんだオリジナルの
料理かデザートを作りたかったんです。杏仁豆腐の
杏の香りではなく、バラのシロップを使うことで
花の香りが楽しめ、ほんのりピンク色のデザートが
できあがりました。」
写真ではチョット分かりづらいケド(-_-;)
少女のバラ色の頬のような控えめなピンク。
そして花の蜜のような上品な甘さとイイ香り♪
あぁ、なんてスイートなデザートなの!
なめらかにやさしく包まれるような食感で・・・
身も心もとろけそうです。
シェフ渾身の「ハマプリン」美味しいー!!
運が良ければランチデザートに供されることも
あるとか。もちろん単品オーダーも可能。
店内の照明がムーディーなので、写真が暗くなって
しまいましたが(←腕が悪い)、平成24年に開催
された横浜の商店街スイーツコンテスト
「ガチあま!」にてハマプリンが銀賞を受賞☆
町田シェフ:
「これを機にもっと多くの方にハマプリンを
知ってほしいと思うようになりました。
いずれは大量生産できる設備環境を調えて
カップデザートのように商品化できたらと
考えています。温度や品質管理の面でクリア
しなければいけない課題が色々あり・・・」
まだ若き中華シェフ、今後も色んな可能性を
秘めているようです。
町田シェフ:
「いつか戸塚の小学校でハマプリンを無償提供する
ことを夢見ています。誰しも給食の思い出って
ありませんか? “地元では給食にハマプリンが
出たんだよー!”と、大人になってから懐かい記憶
として蘇るような・・・子どもたちにそんな味を
残せたらいいなと思っています。」
町田シェフはまだ幼い2人の男の子のパパ。
子を思う父親の優しい表情が伺えました。
ちょうど隣の小学校からは下校の生徒たちが。
今の話、聞こえた?
いつの日か町田シェフの夢が叶うといですね。
みんなで待っていますよー!
*********************
China Table 花木蘭
(チャイナテーブルファムーラン)
横浜市戸塚区戸塚町121-7
電話:045-881-3376
営業時間:昼11:15~15:00(L.O.14:30)
夜17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:水曜