気温が上がったり下がったり、嵐のような風が吹いたり
・・・少しずつ春に向かっています。
穏やかな気候になるまでもうひと我慢でしょうか。
あまり外に出たくない、そんな時はゆっくり本を開いて
みるのもいいかもしれません。
フォーラム(男女共同参画センター横浜)
戸塚駅から徒歩5分の便利な立地ですが、
とても静かで落ち着いたエリアになります。
前庭のグリーンが鮮やかに、柏尾川を身近に感じつつ、
明るくキレイな館内で、自由に本を楽しむことができる
くつろぎスポットとなっています。
男女共同参画センターというと、お固いイメージ。
難しい本、専門書ばかりと思われるかもしれませんが・・・
雑誌コーナーでは最新号まで充実していて
書店で立ち読みしなくても、いくらでも読み放題!?
マンガもある!
これは意外でした(^^;
一定の基準で選ばれているにせよ、思ったより
ハードルが高くないんですね。
料理や趣味など軽く読める本もたくさん揃い、
女性だけでなく、男性の来館者も結構いました。
「こどものほんコーナー」が広くなりました
小さいお子さんを連れて是非どうぞ。
お弁当を広げるスペースが館内外にあるため、
のんびり過ごすもよし。
外の芝生でちょっと走り回るもよし(^-^)
さて、そんなフォーラムにて開催中のブックフェア♪
SHEROES
みんなのシーローズ展
3月8日の国際女性デーに合わせ、日本の女性に
よりいっそう元気になってほしい!と企画されました。
SHEROES(シーローズ)とは?
SHE(彼女)+HERO(ヒーロー・英雄)の複数形
※weblio英和辞典・和英辞典にはshero=ヒロイン・女性の主人公と訳されています。
「10名の選者が選ぶSHEROとその本」
その人の存在から勇気をもらい、
その人のようになりたいと憧れる存在が、あなたにもいませんか?
あの人が選んだSHERO「シーロー」とその本に、触れてみませんか?
案内してくれた担当の金さんによると、
女性のロールモデル(お手本や目標となる人物)が
日本では少なすぎるとのこと。
公教育の教科書に登場する女性の偉人がほとんどなく、
伝記を選ぼうにも、いいものが出版されていない
というのが実情だそうです。
そこで、様々なジャンルで活躍する10名の選者に、
ご自身のシーロー(憧れの女性・影響を受けた女性)を
挙げてもらい、その人物にまつわる本とともに展示がされて
います。そう難しくなく、気軽な感じで見ることができます。
選者10名の紹介とともに、その方のSHEROと
おすすめの本をお伝えします。実際の展示には、
選者からの素敵なメッセージが添えられているので、
ぜひ会場に足を運んで、じっくりご覧ください。
作家・コラムニスト・起業家:北原みのり
私にとってのSHERO:作家・鷺沢萠さん
おすすめの本:「私の話」(河出書房新社)
「コマのおかあさん」(講談社文庫)
選者に著書がある場合は、その本が置かれていたり、
選者のおすすめの本が並んでいたりします。
読みたい本が貸出中の時は予約できます。
タレント・エッセイスト 東京大学大学院情報学環客員研究員:小島慶子
私にとってのSHERO:20年ほど前にラジオの生放送でお話したリスナーの女性
SHEROは有名人でなくてもよいのです。
アニメのキャラクターもアリ!
社会学者 立命館大学大学院先端総合学術研究科教授:岸政彦
私にとってのSHERO:雨宮まみさん
おすすめの本:「女子をこじらせて」(ポット出版/幻冬舎文庫)
「東京を生きる」(大和書房)
「まじめに行きるって損ですか?」(ポット出版)
社会起業家 コミュニティオーガナイジングジャパン代表:鎌田華乃子
私にとってのSHERO:「風の谷のナウシカ」のナウシカ
おすすめの本:「風の谷のナウシカ」シリーズ(徳間書店)
漫画家:池辺葵
私にとってのSHERO:作家・森茉莉さん
おすすめの本:「貧乏サヴァラン」(ちくま文庫)
「私の美の世界」(新潮文庫)
映画監督:呉美保
私にとってのSHERO:作家・田辺聖子さん
おすすめの本:「姥ざかり」「姥ときめき」「姥うかれ」「姥勝手」(新潮文庫)
フォト・ジャーナリスト:安田菜津紀
私にとってのSHERO:サヘル・ローズさん
おすすめの本:「戦場から女優へ」(文芸春秋)
ライター・早稲田大学文化構想学部助教授:トミヤマユキコ
私にとってのSHERO:「魔女の宅急便」のキキ
おすすめの本:原作「魔女の宅急便」シリーズ(角野栄子・福音館)
フィルムコミック「魔女の宅急便」1~4(徳間書店)
精神科医 元衆議院議員:水島広子
私にとってのSHERO:元厚生労働大臣 小宮山洋子さん
おすすめの本:「私の政治の歩き方」(八月書館)
「厚生労働大臣・副大臣742日」(八月書館)
ブロードキャスター:ピーター・バラカン
私にとってのSHERO:ユン・チアンさん
おすすめの本:「ワイルド・スワン」(講談社)
最後に、ジェンダーギャップ指数(GGGI)って聞いたことありますか?
「世界経済フォーラム(ダボス会議)」が2006年より毎年公表している指数で、男性と女性の格差を示すもの。国や地域別に「経済・政治・教育・健康維持」の4項目に分けてデータを算出しています。男女格差の解消が世界経済の発展につながるとの考えから、このような統計がとられ、改善を促すために国別に順位をつけているそう。
これによれば、調査対象144か国中、日本は総合114位!と最下層グループに属し、ランクは年々下がり続けています・・・
- 健康1位
- 教育74位
- 経済114位
- 政治123位
項目別にみると、経済と政治の分野で他国より著しく後退しているのですね。
日本BPW連合会サイト参照
http://www.bpw-japan.jp/japanese/gggi2015.html
自分にとってのSHEROは誰?
働く女性が増えて、女性が元気な世の中!
になってきた印象がありますが、まだまだ現実は
そうではないのでしょうか・・・
女性たちがもっと自分の夢や可能性を追って
どんどん活躍できるような社会を目指して・・・
展示は4月15日(日)まであと1か月ほどあります。
(その後は分館を巡回します。)
この企画のメッセージが多くの人に届くといいですね!
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男女共同参画センター横浜(フォーラム)
横浜市戸塚区上倉田町435-1
TEL:045(862)5056
FAX:045(865)4671
【開館時間】月~土:9~21時
日・祝:9~17時
【休館日】毎月第4木曜日、年末年始
※施設保守点検のため臨時休館あり
JR・横浜市営地下鉄 戸塚駅徒歩5分
【男女共同参画センターホームページ】
http://www.women.city.
【公式フェイスブックページ】
https://www.facebook.com/
【公式ツイッターアカウント】
https://twitter.com/forum_