はっ、はっくしょ～ん！

スギ花粉の舞い散る中、健やかにお過ごしで？

帽子とマスクと眼鏡で、アヤシイ女と化した

主婦ライター。完全防備でさあ外出だ！

 

東戸塚駅から環２を超えて徒歩１５分くらい。

「境木地蔵尊」でちらっとお参りしつつ

「境木商店街」にやってまいりました。

 

本日のお目当てはコチラ・・・

創業４０年になる和菓子のお店です♡

菓匠栗山

史跡の多いエリアというわけで、東海道にちなんだ

オリジナル定番品から季節ごとの美しい上生菓子

まで、ショーケースにずらっと揃っています。

ご主人と職人さんらが、日々心をこめて手づくり。

 

登録商標「おじぞうさんもなか」が知られています。

 

店内は吊るし雛で華やかな雰囲気♡

ひな祭りを過ぎても４月頃まで飾られており、

例年、写真を撮りにくる人もいるそうです。

 

至る所に女将さんのお手製の飾りで賑々しく、

 

イラスト＆書が得意なご主人が（トークも得意だよ！）

お店のお品書きや四季折々の包装紙も手掛けています。

（ウチの事務所でイラスト担当できるかも？）

 

初誕生のお祝いに「一升餅」

風呂敷に包んでよっこらしょっと背負わしたり、

足でむぎゅむぎゅ踏ませたり・・・

一生元気に過ごせますように・・・と願いをこめて

いる割に、扱いが雑なのね（笑）

 

記念の色紙にはご主人による達筆なお祝いの

メッセージ＆福福しいお地蔵さんのイラスト入り。

 

境木おじぞうさんもなか

おじぞうさんといえば！この昔話が好きでした。

 

「傘地蔵」

ある年の暮れ、心やさしいお爺さんが商いの帰り道、路傍で雪の積もった傘地蔵を不憫に思い、売れなかった傘をかぶせてやりました。最後のお地蔵さんには１つ足りなかったので、自分の手ぬぐいをかぶせてやりました。家に戻り、お婆さんに伝えると「それは、いいことをしましたねぇ。」
その夜、不思議な歌声とともにドサドサと物音がしたので家の戸を開けてみると、山のようなご馳走やお宝が置いてありました。見やると去っていくお地蔵さんの後姿が・・・おかげで２人は無事にお正月を祝うことができました。

 

傘はかぶってないけれど、皮にお地蔵さんの姿があり、

柔和な表情にほのぼのします～。

まんまるな型に、平仮名で「さかいぎ」とあるのも

イイ感じ～。

 

小倉あん・栗入りの白あんの２種類あります。

 

さっきの昔話にもあったように、

立派なお堂にいらっしゃる大仏や観音様に比べ、

道端や墓地にたたずんでいるお地蔵さんは

庶民的で親しみやすいイメージですよね。

 

だから食べちゃってもきっと怒られない！

はず？

だよね・・・

失礼して、

パカッ！！！

 

備中産大納言はしっとりツヤツヤに炊かれ、

さらに求肥も入って、もちもち柔らか～い！

 

薄めのパリパリとした皮と滑らかなあんのハーモニーが

なんとも言えない幸福感を味わわせてくれます♪

 

お地蔵さんの声（幻聴？）
「ホラ～おいしいでしょ？良かったね。」

 

境木地蔵尊ご利益まんじゅう

 

金運・商売繁盛など境木地蔵の様々なご利益を

ちょこっとおすそ分けしてもらえるかも？

 

ご主人は皮にひとひねり手を加え、

小麦粉に水ではなく、牛乳＆醤油を使用。

 

恐るべき福耳の持ち主

こちらはお笑い芸人みたいな風貌のお地蔵さん。

半分に突き破ってしまってゴメンナサイ・・・

金運ＵＰを願いながらガブッ！といきます。

 

お地蔵さんの声（また幻聴？）
「ごっつ、うまいやろ？ぎょうさん買うてってや！」
（ん？厚かましくなってるかも・・・）

 

外皮はしっとりやわらかで、口の中にフワっと

独特の風味が生まれ、牛乳＆醤油の効果なのか

さっぱりとした甘さに感じられます。

甘党でない方にも食べやすい逸品です！

 

おいしゅうございました(^-^)

 「どういたしまして。」（えっ！誰の声？）

 

ごんた餅

実は同店の一番人気★

毎朝、つきたてのお餅にうるち米も入れており、

つぶつぶ感が楽しめる大福です。

 

お地蔵さんの声（しつこい幻聴？）
「ごんた餅に負けた～残念。」

 

中にはつぶあんがたっぷり詰まっていて・・・

 

わー、おいしいな！

今日も１個、明日も１個。

毎日でも食べたくなる、そんなおいしさ。

お米と小豆なので身体にやさしそう。

 

権太坂（お店のＨＰより）

その昔、東海道の旅人が、あまりの坂の険しさに、そばで畑仕事をしていたお百姓さんに「この坂はなんという名の坂ですか」と尋ねると、自分の名前を訊かれたのかろ勘違いしたお百姓さんが「おらぁ、権太だ」と答えたのが「権太坂」の名の由来と伝わっています。

 

東海道巡りのご一行様に人気の「権太坂」や

「品濃一里塚」という神奈川県指定銘菓。

かつて保土ヶ谷はじゃがいもの一大生産地だった所以で

創作した「男爵さま」というじゃがいも＋シナモンの

独創的なお菓子など、気になるものがいっぱい！

 

和菓子の良さは伝統や季節を感じられるところ。

日本人に合う昔ながらの食材を使って、

食べて美味しい、目で見て楽しめる・・・

そんなお菓子を創り出す職人技、スゴイです～。

 

 

フライングでお知らせしますと、４月７(土)・８(日)

に品濃中央公園で行われる「東戸塚さくら祭り」に

出店する予定だそう。（昨年もいらっしゃいました。）

 

お地蔵さんの声（もしやご主人だったり？）

「お菓子買いがてら遊びにきたってな～」

 

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菓匠栗山

住所：横浜市保土ヶ谷区境木本町１−３３

電話：０４５−７１３−２５１５

営業時間：午前９時〜午後７時
（時期により変わる場合あり、詳しくはお電話でお問い合わせください）

定休日：月曜（祝日の場合は営業）

アクセス：
★JR東戸塚駅東口より横浜市営バス210系統
★JR保土ヶ谷駅東口より横浜市営バス106系統
いずれも「境木中学校前」行き、終点「境木中学校前」より徒歩1分

HP：http://www.wagashi-kuriyama.co.jp