ぷち*だがしや楽校
5月13日(土)10時~13時 in東戸塚地域ケアプラザ
それは駄菓子を買える学校?
ガヤガヤとした雰囲気の中、縁日のようなお店が並ぶらしい。
お誘いいただき、主婦ライターも遊びにいってきました。
そもそもは山形県の中学教諭だった松田道雄さんが1996年に考案した地域活動です。放課後や週末に子どもたちが自由なスタイルで参加する教育的要素のあるイベントとして、全国に広まりました。自分を表現したり、職業体験の中から社会性を意識したり、地域の大人たちとの交流を通して、楽しみながら有意義な時間を過ごすことができます。
ここ横浜では独自の方式を取っています。「おてつだいをする」または、じぶんを見せる「おみせ」
まず、受付はこちら。
この日はあいにくの空模様でしたが、外の会場に
地域ケアプラザの広い駐車場を全面的に使用、
雨天決行となりました。
雨でも子連れで楽しく遊べるからと、
開始早々から参加者がどんどん集まってきます。
大人も子どもも名前(ニックネーム)や住んでいる町名
など簡単な受付カードに記入します。
参加無料、年齢制限なし。
どなたでも参加できる体験型イベントです。
すると一人2枚ずつ(大人も!)
仮装紙幣“ぷち”を受け取ることができます。
この“ぷち”を使って、駄菓子を購入したり
ワークショップの体験をすることができる仕組み。
でも使ってハイおしまい!ではないんです。
あそびかたいろいろ
会場に出店しているブースで『おしごと』すれば
さらなる“ぷち”がもらえるんですね。
20分間のお手伝いをするんですって。
では、職探しにいってみよう♪
ハローワーク
子どものうちからハローワークかぁ・・・
『おしごとカード』が並んでいる中から、
好きなものをチョイス!
みんな使用中でカードが出払っている時も。
誰かが『おしごと』を終えてカードが戻ってくる
タイミングで、すかさずゲットだ!
『おしごとカード』
どんな仕事があるの?たとえば・・・
- 飲食模擬店の売り子
- ゴミひろい
- 各ブースの案内係(看板持ち)
- 受付のお手伝い
- “ぷち”引換所のお手伝い
- 駄菓子屋の店員
- 靴袋の受け渡し係
勤務中よ!
この女の子たち、カメラを向けると恥ずかしそうに
顔を隠してくれ、ちょうど良かったのですが・・・
ハローワークの看板を持って案内しています。
にこにこコロッケ
揚げたて熱々コロッケの販売がはじまると、
いい匂いにつられてお客さんがやってきました。
ボランティアの大人がリードし、見守りつつ。
ぎこちない様子が可愛らしいのです。
「こどもみせ」
出店は基本的に誰でもOK!(フリマや食販はNG)
こちらでは、射的やダーツっぽい遊びの場を提供。
“1ぷち”を支払うと、1回やれるようです。
手作り感満載 (^^;)
人気の飲食業界
ポップコーン(左)とわたがし(右)
特にわたがしは、レトロなマシンで自作体験が
できるとあって、行列していました。
丸太切り体験
「道志水源林ボランティアの会」のみなさんで「
ヒノキ
滅多に使うことのない道具のこぎりに挑戦しているお子さん、ちょっとドキドキしながらも顔つきは真剣そのもの!ケガのないよう大人が注意しています。切りながら樹木のイイ香りが漂ってきますね。周りのギザギザをヤスリで滑らかに削って、お持ち帰りできます。
木工の工作体験コーナー♪
誰でも趣味や特技をいかして、おみせを出したり先生になって教えることもできるんです。出店している「おみせ」にはそれぞれに「みせる」
理科実験コーナー:ペットボトルで雲をつくろう
今度はケアプラザの建物内部へ入ってみよう!
靴を脱いだら、ビニール袋をもらって携帯します。
中には何があるのかな?
だがしやしなの
東戸塚の常盤商店さんの休業日に店先のスペースを
お借りして、有志の方々が開催している「だかしやしなの」。
みんなが気軽に色んな人とおしゃべりできる
“地域の縁側”として、近隣の住民に親しまれています。
楽しい駄菓子(^-^)
今も昔もなぜか駄菓子は子どもの心をつかむのですね!
食べきれる量・カラフルなパッケージ・ジャンクな感じ・
わずかなおこづかいで買えるお手頃価格。
どれを買おうか?選ぶ楽しみもありますよね。
商品によって“ぷち”の数が決まっています。
子どもたちは『おしごと』をしてもらった“ぷち”で、
駄菓子を買いにくるのですね~。
親が買い与える駄菓子より数段ありがたく
感じるのではないでしょうか?
主催のmignon(ミニョン)は、東戸塚周辺で活動するコミュニティサークル。
工作やバルーンアートの活動をしています。
見ていると、スタッフの方はスルスルと慣れた手つきで
風船がをさまざまなカタチにしてゆきます。
魔法のようで、見とれてしまいます。
子どもたちに夢を与えるステキな活動ですね!
ミニタイルコースター★
大人も子どもも1回100円で熱中。
いろいろな色形のタイルを組み合わせて、コースターを作りますが、
翌日が母の日とあってプレゼント用に好評でした。
男子に人気の工作コーナー
ボランティアさんのお話によると、女子の方が積極的に何でもチャレンジする姿勢が見受けられるとのこと。小さい年代のうちはボンヤリ男子よりも女子の方が断然シッカリしていますもんね。大きくなってもそうだったりして?時代は草食系男子ですが、男子もっと強くなれ!
絵本と紙芝居の読み聞かせ
小さい子もゴロゴロ過ごせるスペースにて、ベテランのボランティアさんが豊かな表現力でみんなをお話の世界へ連れていってくれました。
ハンドトリートメントのコーナー
主にお母さんが代わる代わる座って体験していました。日頃の家事育児から解放されて、たまにはリラックスしよう★
ハンドペイントコーナー
横浜市の社協からはボランティアさんが派遣され、女子が群がっていました。
ウナシ―が駄菓子を買いに来た!?
みんな大喜び。
狭い部屋がますます窮屈に・・・
区内のイベントをこまめに回っているウナシ―。
取材時によく見かけますが、ウナシ―が現れると会場がイキイキします♪
ゆるキャラの愛されパワーってとても強力。
イベント時に飲食模擬店があると嬉しいですよね。今回もいろんなメニューが揃っていました。
駐車場は飲食スペースが用意され、簡単に昼食をとる姿も。人気のフードから順次売り切れ!
うどん亭「りんどう」
高齢者食事配達サービスというボランティア活動をしている
おかあさんたち担当は味がしみしみ~山形の玉こんにゃく。
保土ヶ谷区境木町からはフェアトレードコーヒーを扱う、
fe.a coffee
お母さん方に人気。付添いの大人も楽しめる味があるとホッとひといきつけますよね。
東戸塚地域活動ホームひかり
いろんな可愛らしい手作り雑貨が並んでいましたが、菓子パン・クッキーが人気で、先ほどのコーヒーのお供にピッタリ。
なぜか終わり際になっておみせを出したスーパーボールすくい。
お水が入っていないけど、いいの?
外は雨だし、面倒だからいいよ!
子どもたち、あまり気にしない様子で取り放題状態・・・(^^;)
「ぷち*だがしや楽校」は2015年より実施され今回で6回目になりました。100名ものボランティアさんが協力してくれたそうです。一般来場者約300名も合わせて、トータル参加は約400名となり過去最高記録!雨雲を吹き飛ばすような大盛況でした。
mignon代表の高木さん談
多くの方に来ていただいた中、事故やケガもなく無事に終了したことを嬉しく思います。湘南医療大学の学生さん、秋葉中学の生徒さんなど初参加の方、東戸塚地域ケアプラザ、
これまで何度か「ぷち*だがしや楽校」のポスターを目にしたことがあって、何をやっているのかな~?と思っていましたが、小学生までのお子さん連れにとても楽しめる&貴重な体験ができる企画だな~と感じました。通常は子ども向け・シニア向けなど世代別のイベントが一般的ですが、「ぷち*だがしや楽校」は主役の子どもたちを囲んで、異世代間の地域交流につながる重要な役割を持っているのではないでしょうか。
~ぷち*だがしや楽校 次回のお知らせ~
2017年第2回 11月23日(木・祝)
★時間:10時~13時
★会場:東戸塚地域ケアプラザ
友達や家族といっしょに、遊びにいってみてくださいね。
運営ボランティアも開催10日前まで募集しますので、ご興味あればぜひ。
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主催:mignon(ミニョン)
連絡先:info@mignon.pupu.jp
共催:東戸塚地域ケアプラザ
tel:045-826-0925