神奈川端麗系ラーメン・伝説の名店カミカゼが復活!

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そういえば、お正月に箱根駅伝をご覧になりましたか?

「ゴロゴロしながらTVでいつも見るよ~」

「今年は暖かかったし、応援に行っちゃったよ~」

 

ふ~ん、そうですか。では、

戸塚中継所が別名「ら~めん中継所」であるのをご存じですか?

「う~ん、それは知らなかったよ~」

 

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主婦ライターが軽自動車をぶっ飛ばして、戸塚の粋なスポット

「ら~めん中継所」へやって来ました。

 

ここはラーメン屋が入れ替わり営業しているようで、

現在はカミカゼまるもり製麺の2店舗が隣り合わせになっています。

今回はカミカゼに取材を依頼しました。

2階にある㈲古谷商事という不動産会社が所有する建物で、

以前は天山というラーメン屋があったそうです。

 

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カミカゼは、もともと横浜市泉区→藤沢市善行の二カ所で営業していた

ラヲタ(ラーメンオタク)には評判の有名店らしい。

惜しまれつつ閉店後しばらくは沈黙・・・・

 

その後、店主の大山さんは現在のまるもり製麺となっている場所で、

中華そば尋を1年少々営んでいたという。しかし何故かそこも畳んで、

このたび隣の建物に移ってカミカゼという旧屋号で復活を果たしたよう。

経緯がややこしいのですが、色々と事情があるのでしょう!

ともあれ、伝説の人気店が復活したわけでラーメンファンには喜ばしいところ。

 

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戸塚新聞:(変なオブジェがあるなーと目が釘付け)

旧カミカゼを閉めて中華そば尋を始めるまで、潜伏期間があったようですが。

 

店主の大山さん:

付き合いのあった????で3年ほど仕事をして、

その後は区内で????として働き、

次は????を1年位やって、

そうこうするうちに声がかかって再びラーメン屋。

 

戸塚新聞:

異色の経歴ですね!自分探しの旅をしていたんですか?

この復活劇はラヲタの間で話題を呼びそうですが、

また移転したり、やめたりすることもあるのでしょうか?

 

店主の大山さん:

これからは腰を据えて永くこの場で営業を続けたいと。

ラヲタ向けの凝り過ぎたラーメンを作るのではなく、

地元の方々に通ってもらえるような飽きない味と

良心的な価格でやっていく方向です。

場所柄、サラリーマンのお客さんが多いですからね。

 

戸塚新聞:

そうですか!「ら~めん中継所」に骨をうずめる覚悟なんですね。

ファンの皆さんには嬉しい報告ができました。ヨカッタ。

 

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メニュー構成は?

旧カミカゼ時代の代名詞ともいえる塩ラーメン、それと醤油ラーメン

それぞれ焦がしネギ入りにすると50円アップ。

さらに中華そば尋からの中華そばもあります。

3種類のラーメンは、当時からレシピを変えているとのこと。

 

「神奈川端麗系ラーメン」というジャンルに属するらしい。

横浜といえば「家系」を連想しますが、それとは逆に「神奈川端麗系ラーメン」

はあっさり系のラーメンのようです。

 

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店主の大山さんと奥様の2人で切り盛り。

週末や水曜日(隣のまるもり製麺の定休日)は特に混雑するので

早めに行く方が良さそうです。

 

店主の大山さん:

営業時間は18時までですが、自家製麺なので限りがあるし、

スープとの兼ね合いで15時頃に売り切れ閉店することも結構ありまーす。

 

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ポップな店内へようこそ!

カウンター9席&テーブル席が2つ(大小)

他に飛騨家具の立派な幼児椅子が2脚。

 

天山が店じまいした後、しばらく廃墟と化していた部分ですが、

店主の大山さんのイメージ通りに改装し、広々と動きやすい店内&厨房に

生まれ変わりました!

 

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店主の大山さん:

自分の趣味で集めたモノが置いてあるんですよ。

壁の色や家具も工夫して、カフェっぽい内装にしてみました。

 

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戸塚新聞:

ノスタルジックな雰囲気でラーメン屋さんとは思えないですね。

これならファミリーでも入りやすいです。

 

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愛のルーレット占い

戸塚新聞:

これ懐かしい!昔の喫茶店とかに置いてあった・・・

 

店主の大山さん:

そうなんです。

待ち時間に、お客さんがひと遊びしてるみたいで(笑)

 

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厨房の奥に製麺機

 

店主の大山さん:

以前のカミカゼではやっていなかったのですが、

中華そば尋以降は自家製麺にしました。

国産小麦粉は水分が多くてコシが出にくいため8割とし、

あと2割は外国産を使用しています。

 

お子さんや女性はそんなに早く食べ終わらないので、

細麺だから伸びやすいかも知れませんが、そのぶん茹で具合には

細心の注意を払い、少し芯が残る程度に上げています。

麺がスープに溶け出すと、スープの味が変わってしまうので・・・

粉によっては溶けやすい種類があるんですよ。

 

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戸塚新聞:

では、スープの特徴を教えてもらえますか。

 

店主の大山さん:

化学調味料を使用しないのが昔からのモットー。

無化調だとダシにコストも手間もかかりますが。

使うのは昆布・鰹節、様々な魚介、丸鶏、豚も入っています。

塩はモンゴル産の天然岩塩を。

風味豊かに、素材が調和しつつも複雑な味を醸し出すことを

目標にしています。

 

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そんなこんなで、一番人気の塩ラーメン焦がしネギ入り+

チャーシューライスを作っていただきました。

 

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ラーメンを食べる時、自分なりの順番がありますよね?

 

まずはスープ!

ごくごくごく。

おおっ、うんまい!あっさりしていながらも、コク深い。

ダシの素材群が最高のパフォーマンスを披露。旨味がスゴイ。

焦がしネギの香ばしさがより風味を高め、

素晴らしいアクセントになってる~。

こりゃ、止まらないわ。ごくごくごく。

 

そして麺!

ズルズルズル。

ああっ、イケる~!細いストレート麺はスープとの相性抜群です。

しなやかで、柔らかすぎず、なめらかに喉を通過。

国産小麦の麺ってスーッと素直に身体が受け入れるような

気がするんですよね~。とってもおいしいです。

こりゃ、やめられんわ。ズルズルズル。

 

スープと麺をエンドレスに頂く合間に(いや、なくなった時点でエンドだろ?)

やけに太くて存在感のあるメンマをカリカリかじってみたり、

豚バラの超やわらかチャーシューを舌で転がしつつエキスを吸ってみたり。

振り返ってみても、満足度の高い1杯でした。ありがとう!

 

食後も胃に負担感がなく、脂がリップグロスみたいにならず

食べやすかった!主婦ライターとしては非常に好みでした。

 

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チャーシューライス

常連さんの間ではマストオーダー、限定30食!

早ければ12時半に売り切れてしまうことも。

善は急げ!

 

分厚いチャーシューが2切れと極悪エンマならぬ極太メンマが

白飯の上に鎮座。迫力あるな~。相当のツワモノとみた。

 

店主の大山さん:

男性のお客さんはラーメンとチャーシューライスで大満足して

いかれますよー。

 

戸塚新聞:

えっ、それを食べちゃううワタシは?単なる大食い女ってこと?

 

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店主の大山さん:

チャーシューは柔らかく仕上がるよう、秘密裡に操作をしています。

そして炙りたてをお出ししています。

 

戸塚新聞:

んー?何ですか?豚を操作しているんですか?よくワカラナイ。

まあ、いいや、いただきます☆

ホントだー、熱々ジューシーなチャーシュー。

表面がカリッと焼けて肉汁パワー炸裂ですね。

お箸でご飯を掻き分けてみると、なんということでしょう!

ゴロゴロ角切りチャーシューを発掘しました。

チャーシュー自体に濃いめのタレが絡まっているせいか、

めっちゃご飯がススム。

お腹がはち切れんばかり。

(こっそりウエストのファスナーを緩める)

 

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お店の脇に置かれているサトちゃんムーバーは観光名所的スポット。

 

店主の大山さん:

1回50円、親子連れは帰りがけに必ず乗ります!

そしてスマホで撮影、これがお約束。

 

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見よ、この可愛らしいお尻。

お尻フェチじゃなくても、妙に癒される後姿ではありませんか。

ツルツルの素肌に頬ずりしたくなりませんか。

子どもが見ていない時に、おさわりしてみましょう♪

 

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そして訪れた記念に、キリン自販機をご利用ください。

特別にカスタマイズされたカミカゼ仕様の珍しい自販機です。

横須賀線の顔になってるんですって。

 

ラーメンの取材に来たはずなのに、オモシロイ物がありすぎて、

昭和レトロなレジャーランドみたいだなあと思いました。

次回はぜひ醤油や中華そばも食べてみたいです。

ラーメンとチャーシューライスを一人でかっこんでいる女がいたら

それは主婦ライターかもしれません。

 

いずれにせよ、

ファンに惜しまれつつ去った旧カミカゼ中華そば尋ですが、

お客さんに愛されるお店として、ずっとずっとずーっと

営業を続けてほしいですね。

 

カミカゼ

横浜市戸塚区汲沢町1207-3(カーナビにはこの番地をセットしてください)

TEL:045-881-7701

営業時間:11~18時

定休日:火曜日

 

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