知る人ぞ知る!お店を取材しに行ってきました。
米粉専門というちょっと珍しい焼き菓子店です。
暑い時期に焼き菓子はどうかと思うって?
そんな冷たいコトおっしゃらずに~。
冷やして食べるさっぱりケーキもありますってば。
それにしてもなぜ米粉かって?
後々に説明するとして、まずはのぞいてみましょう♪
米粉焼き菓子のお店 HupiHupi
国道1号線「舞岡入口」付近、自宅の1階が店舗になっています。
営業は週に一度、土曜日のみ!
というのもオーナーパティシエの永井さんは、まだ小さいお子さんがいるママ。
土曜日はパパにお子さんを見てもらって、お店を開けているそうです。
新潟の藤井商店さんから取り寄せたコシヒカリの米粉100%を使用。
あちこちの米粉を試したそうですが、やはり日本一の米どころ新潟県。
お米がおいしいんだから、米粉だっておいしいに決まってる!
米粉によって水分の吸い方や粒子の粗さ・細かさなど特徴がありますが、
永井さんのお菓子づくりにピッタリの米粉だそうです。
~永井さんをご紹介~
子どもの頃からお菓子づくりが大好き。さまざまな仕事を経験したり、
カフェをやりたいと思って学校に通ったこともありますが、興味をもっていた米粉の魅力にハマり、
独学で研究に研究を重ねて、おいしい米粉の焼き菓子レシピをたくさん編み出しました。
以前に住んでいた磯子区で米粉の焼き菓子の通販を2年くらい、
こちらでは念願だった対面販売のお店をopenさせ、ちょうど4周年を迎えたところです。
2~3人が入れるくらいの、こじんまりとしたお店です。
おいしそうな焼き菓子が並んで、女性らしいカワイイ雰囲気❤
永井さん
「お客様はだいたい近くの方ですね。ときどき遠方から小麦アレルギーの方やグルテンフリーを
意識している方が来て下さることもあります。」
さりげなく飾られている雑貨たちもキュート。
店名にある「Hupi 」はフィンランド語で楽しいの意味ですが、
聞けば、永井さんは北欧好きだそうです。
北欧インテリアは日本人にも人気があって、ステキですものね~。
見回せば店内に猫モノがたくさん(=^・^=)
永井さんは猫好きと見える。
猫好きならイイ人に違いない!!!
にゃんにゃん。(※実際には鳴きません)
永井さんのご友人のtomoさんが描いたポストカードも販売中!
どことなくユーモラスで、独特のタッチが印象的ですね。
あれ? 猫グッズの取材に来たんだっけ・・・
イヤ違うでしょ。焼き菓子だよぉ~。
永井さん
「よろしかったら、ご試食をどうぞ♪」
奥に見えるのが厨房ですね。実にこざっぱりと片付いていますが、
営業日前の金曜日は準備で大忙しなんだとか。
「子どもが保育園に入れたら、もっと営業日を増やしたいんです。
でも自宅での営業形態だと、なかなか入れなくて・・・」
そうなんですか~。
こんなところで待機児童問題に直面してしまいました。
お~い! 誰か、何とかなりませんか?
米粉のシフォンケーキ(ホール)
奥がプレーン
手前がアールグレイ
永井さん
「シフォンケーキは人気なので、早い時間に売れてしまいます。」
ライター
「たしかに、シフォンケーキってフワフワやわらかいし、どなたにも食べやすいですもんね。」
プレーンから試食をいただいてみると・・・
わ~軽い!フワッフワ。
ワタシ、雲になって空へ飛んでいきそう~。
生地を膨らませる卵の力ってスゴイです。
豆乳がたっぷり使われており、とっても優しい味。甘さもちょうどいい。
ふわふわと口の中で溶けてしまう前に、モチモチっとした口あたりが残ります。
へ・えー! フ・シ・ギ!
小麦粉のシフォンケーキとは食感が異なるのですね~。
シフォンケーキ好きの方にはぜひ試してみてほしいです。
アールグレイも風味が良くて美味しかったですヨ。
永井さん
「小麦粉のレシピとは違うので、米粉を使って納得のいく美味しさに仕上げるまで、
かなり試行錯誤して今のレシピに辿り着きました。」
ライター
「小麦粉とはどう違うんですか? 」
永井さん
「小麦粉に比べたら米粉は油を吸いにくいため、バターなど油脂が少なくて済むんです。
だからヘルシー!でお腹に重くないんですよ。」
マフィンも日替わり
ほわんと香るココナッツに、オレンジピールの食感がアクセントになっています。
しっとりモチモチで、納得のおいしさ! 違う味も食べてみたいです。
四角いケーキは2種類
冷やしてもしっとりした口当たりで、パイナップルのさわやかな風味が夏らしくてgood☆
ブラウニーも冷やして・・・
チョコ好きには嬉しい、濃厚な味わいに満足度MAX。リピしたい!
生姜?って思ったけれど、意外にマッチして大人っぽい。
クッキーは日持ちするので、プレセントにもピッタリ。
たくさんの種類が並んでいて、目移りしてしまいます(^.^)
一番人気は「お醤油メープル」で、お醤油の味はそんなに主張していないけれど、
香ばしさの中にメープルの甘さがやさしく広がって、万人向けで飽きのこない感じです。
いくつか味見させてもらいましたが、サックサク~。
小麦粉のクッキーとはまた違い、軽やかな食感についついもう1枚と手が伸びる~。
米粉って和菓子のイメージありませんか?
でも工夫次第で、こんなにオイシイ焼き菓子に変身するなんてスゴーイ!
永井さん
「米粉はお料理にも便利なんですよ。グルテンが入っていないのでダマにならないし、
ふるう必要がありません。天ぷらの衣に使うとサッパリして冷めてからもサクサク感がありますし、
シチューなどのとろみづけにも。」
ライター
「小麦粉の過剰摂取で大人になってからアレルギーを発症する人もいますよね。
パンなど食べ過ぎると体が乾燥したりお腹が張ったりするように私も自覚しています。
米粉は日本人の体質に合っていると聞いたことがあります。」
すべてのお菓子に小麦粉は不使用なので、小麦アレルギーの方でも美味しい焼き菓子が楽しめます。
といっても食物アレルギーの方を対象にしてお菓子を作っているわけではないので、
商品によっては卵や乳製品など使用しています。気になる方は購入の際にご確認くださいね。
永井さん
「米粉の焼き菓子ってアレルギー用のお菓子でしょ? 美味しくなさそう!って言われると
それは違う!!!
と声を大にして言いたいです。 純粋に米粉のお菓子の美味しさを知ってほしいです。」
ライター
「これからの希望は何ですか?」
永井さん
「米粉の優れたところ、お菓子の良さをもっと広く伝えたいと思っています。
あと営業日を増やしてほしい、通販で買いたいというお客さんの声に応えることができない、
自分の思うようにやれない現状がもどかしくて。週一とかでなく、本当は・・・
もっとやりたいんです!!!」
そ・・・そうですね。
そのうち育児に余裕ができたら米粉ファン?のためにもガンガン作ってドンドン売って下さい~。
まだマイナーな米粉ですが、永井さんの焼き菓子は小麦粉のそれに比べても引けを取らぬ美味しさ。
フワフワ・モチモチ・サクサクの世界をぜひ体験してみて~。
Hupi Hupi
http://www.hupihupi.com/
横浜市戸塚区柏尾町170-77
045-443-6590
営業:土曜日 11:30~売り切れまで