「東戸塚地域活動ホームひかり」には、障害のある方々に働く場所を提供することを目的とした
パン工房があるんです。のぼりが見えますね!
場所は、東戸塚駅の西側。
地区センター・川上保育園・おもちゃ文庫・とっとの芽など子育て支援施設が目白押し。
子育て世代にはよく知られたエリアです。
JR線路脇にある建物で、あまり目立たないけれど、東戸塚界隈でも知る人ぞ知る!
使いやすいパン屋さんなんですよー。
ベビーカー率がグ~ンと高く、お母さんたち御用達のお店です。
入口はこちら。ちょっと病院っぽい。
障害のある方々が、この施設へ通ってきて、上のフロアでデイサービスを受けています。
注意:駐車場はそのための送迎車専用なので、一般の方は使用できません!
「パン工房DEM」があるのは、1F入ってスグ。
喫茶スペースは明るい雰囲気。イートインができると有難いですよね。
コーヒー・紅茶は200円、お子さま用のジュースは100円で提供されています。
こちらは原則として持ち込み不可なので、お弁当など持ち込まないように・・・
子育て支援施設に遊びに来た親子連れや主婦の方たちが主に利用されています。
約30種類のパンが並びます。
100円・120円・150円と、買いやすい価格帯。
食パンは200円~250円で山型・角食・レーズンなどありますが、お昼の焼きあがりを目差して
お客さんが来店するので、完売したり、予約でもう無い・・・なんてことも。
ライターいち押しは、火・木限定の「胚芽入り食パン」
焼き立てホカホカの時に買うと、ホワホワといい匂いが満ち満ちて・・・
あったかいうちに一口ちぎって頬張ると、粉の香りと旨みが口中にひろがってマジHAPPY。
何も塗らなくてもパクパクいけちゃう!
トースターでこんがりと焼けば、さらに芳ばしさが増して、パン耳はクッキーのごとくサクサクに。
お子さんに人気の「メロンパン」。小振りなのでおやつにも丁度いい。
一番の売れ筋は「くるみレーズン」で、具材が贅沢にゴロゴロ入ってマス(*^_^*)
お財布に嬉しい、半額サービスコーナー☆
前日の売れ残りがある日は半額で売っています!
雨の日の翌日は遭遇する確率が高いかも?早い者勝ちです。
同じフロアに作業場があり、特別に覗かせてもらいました。
手書きの案内からは、働く人たちの職場愛が伝わってきますネ~。
皆さん、黙々と淡々と手を動かしています。カメラが入って、ちょっと緊張気味??
日頃は和気あいあいと、たまにはおしゃべりもしながら、のんびり作業しているようです。
働いているのは軽度の障害をお持ちの方々10名。もう長年続けている方ばかりだそうで、
翌日用のパンの仕込みがスムーズに進んでいます。
それぞれの持ち場で、担当の役割を果たしています。
JRの線路沿いだから、ガラス越しに色んな電車がド迫力で行き交います。
鉄道ファンなら理想的な職場かも!?
手前の左側がパン焼き機械で、右側は生地を醗酵させる機械とのこと。
醗酵を管理したり、パンを焼く仕事は難しいので、お手伝いスタッフ3名が担当しています。
ロールパンの生地が出来上がったようで、ライターの近くまで見せに来てくれました。
自分の仕事に誇りを持って働いているという自信が溢れていました。
“働く”って本来は尊いことなんだと改めて感じた瞬間です。
販売スペースは交代制で一名が配され、そこにお手伝いスタッフがヘルプにつきます。
接客、レジ打ち、ドリンク作成など普通のカフェと同様の仕事です。(のんびりだけど♪)
おやおや、出来上がった菓子の袋詰めをしているところでした。
戸塚新聞:「あの~お仕事は順調ですか?」
働く方:「・・・」
し~ん。
余程、集中しているせいか、こちらの呼びかけにも反応がなくて・・・
季節限定品のスノーボール。
たっぷりバターが入っていて、ホロホロに崩れる口どけのよいクッキーです。
とある企業や近くの高齢者施設からの依頼で、お手伝いスタッフがときどき販売に行きます。
特に、施設の入居者にはパン販売を心待ちにしている方も多いようで、
日頃は食事をサービスされるばかりなので、「自分でパンを選ぶ楽しみがある☆」と
喜ばれているそうです。
利益を追求せねばならない一般小売店とは違って、のんびりと丁寧に仕事に精を出す
皆さんの姿が印象的な取材でした。地域貢献を考えた素晴らしいシステムですが、
こういったお店がパン屋さん以外でも増えるといいのにな~。
東戸塚地域活動ホームひかり内 パン工房 DEM
住所:横浜市戸塚区川上町4-9 (東戸塚駅徒歩3分)
Tel:045-828-2820
営業時間:月~金 09:30~16:00
定休日:土日祝
駐車場ナシ