戸塚新聞は横浜戸塚の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

おもちゃ病院ルポ。ドクターがほどこす愛にあふれた治療。

だらり~んと過ごした年末年始気分もすっかり抜けて

いつもの忙しない日常が戻ってしまいました・・・

本年も戸塚新聞をよろしくお願いします!!!

昨年末に戸塚七福神巡りを取材したせいなのでしょうか、

やけに仏像が恋しい主婦ライターです(笑)妄想妄想。

それでまた寺社仏閣をご紹介したいところなんですが、

今回のターゲットは仏像ではなく、おもちゃ★です。

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「戸塚おもちゃドクターグループ」

は、リタイアした男性たちよってボランティア運営され、

主に戸塚区内で活動しています。

今回、取材させていただいたのはフォーラム2Fにある生活工房での様子。

隔月ペースで「おもちゃ病院」を開催しています。

 

大切に使っていたおもちゃが壊れてしまった・・・

愛着があって捨てられず、なんとか直らないものか・・・

おもちゃドクターにおまかせください!

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【概要】

対象・定員:小学生以下の子どもと保護者(25点まで)

修理代:無料(ただし部品代は実費負担)

申込方法:各回ごとの事前予約制、ひとり2点まで

実施時間:10~14時で1点につき1時間の枠を設定

直りきらなかった場合は入院(預かって後日お渡し)

 

 

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おもちゃ病院に派遣されるドクターは予約数によって前後しますが

今日は6~7名がいらっしゃると聞きました。

もう始まっているのかな??

 

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やってるやってる!

ドクターたちが並んで、真剣な顔つきでおもちゃの治療中。

ではその現場をのぞいてみましょう。

 

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ぜんまい仕掛けでカタカタ動くアンパンマン

ドクター

いまどきのおもちゃは電池式のものがほとんどだから、

ぜんまい式は珍しいですね。シンプルで、修理もしやすく楽しいですよ。」

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「この方の技術はホント凄いんですよ~」と隣のドクターから声が。

そうだそうだ。

ニッポンの技術力が眠ってしまうのはもったいない。

まだまだ活躍できるパワーがあるのだから、どこかで役立てないと!

 

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分解して、ひょいひょいと慣れた手つきで直していくドクター。

 

ドクター

「おもちゃ病院がスタートして十数年、ベテラン勢が揃ってますよ。

自分の得意な分野をいかして地域に貢献できるし、仲間もいて面白いです。

興味がある方は一緒にやりましょう。」

 

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書店でもよく見かけるメロディ絵本

ドクター

「藤沢・横浜のあちこちで活動している“おもしろ科学たんけん工房”という

NPO法人にも僕は加入しているんだけど、おかげさまで充実した日々です。

知ってますか?リタイア後こそ教育と教養が大事だってことを・・・」

 

戸塚新聞

「え?教育と教養ですか。きょとーん。その真意は?」

 

ドクター

「教育とは・・・今日は行く!

教養とは・・・今日は用がある!

家庭円満の秘訣ですよ(笑)」

 

戸塚新聞

「うわー、うまいなあ★

奥さんとしては、ご主人がイキイキと第二の人生を楽しみ、

出歩いてくれる方が助かりますもんねー。

めっちゃ納得です。」

 

ドクター

「でもね、定年間近になって慌てたってダメだよ。

しばらく前から色々とリサーチして準備しておかないと。」

 

戸塚新聞

「はい、わかりました。そこんとこダンナによく言っておかねば。

おもちゃ病院の取材に来て、人生の教訓をひとつ学びました。」

 

そんなこんなで関係ない話をしているうちに・・・

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アンパンマン完全復活。

やったー★お見事!!!

愛らしい姿でカタカタと元気そうに動きました♡

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修理を待っている間に、子どもが退屈しないよう

手作りの不思議なおもちゃもいくつか用意されていました。

 

ドクター

「どうしてコレが動くんだろう?中身はどうなっているんだろう?

って子どもたちに興味をもってもらいたい。ナゼ?って疑問を持つことが

次のステップへつながると思うから。」

 

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おっ?フェラーリのラジコンですか。

機械に没頭している様子って、男らしいですね。

本物の自動車でなく、おもちゃなのですが、ロマンを感じます。

 

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まったく機械音痴なライターから見れば、(文系人間だからライターなんだい!)

機械をいじるってコト自体が神業に見えます・・・

カッコいい!!!

尊敬のまなざしで見とれてしまいました。

この後、マシンはちゃんと復活しましたよ~。

 

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アンパンマンのメロディ系♪おもちゃ

ゴシゴシ・・・ゴシゴシ・・・と立ったままの姿勢で何やら懸命な

作業が続いています。何をやっているのでしょうか!?

 

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電池を入れる部分が錆ついてしまったようです。

長い間、使わずに電池を入れたまま放置しておくと、

電池がいたむのでよくないんですよね。

 

ドクター

「接触不良をおこして、動かなくなってしまうパターンは多いです。

まだ症状は軽い方なので、このサビを落としてやれば大丈夫かな。」

 

そう語るドクターの姿はまるで医師のよう!

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また、なおりました!スバラシイ。

小さな女の子とお母さん、何度も試して「動く~!」と

喜んでいました(^^)v

良かったね。これからも大事に使ってね。

 

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プラレールと奮闘中

とっても細かそうな作業が続いています。おつかれさまです。

 

ドクター

「本当は、親子で一緒にきてもらいたいんですよ。

お子さんの目の前で修理することに意味があるの

現代は、壊れたら捨ててまた新しいのを買うという消費社会でしょ。

そこをあえて直して大切に使う。

モノを大事にする心を育んでほしいという願いをもって私たちは

活動にあたっています。」

 

戸塚新聞

「1時間を子どもと一緒に待てない。親の方にも事情や都合はある

だろうけれど、つい時間の効率とかを考えて行動してしまうのも

分かりますが、子育てに効率は関係ないですよね。

どうあるべきかの方が重要な気がしますが、なかなか難しいところですね。

ドクターたちの想いが利用者の皆さんに伝わるといいのですが。」

 

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「部品コレクション」を見せていただきました。

不要になったおもちゃから細かいパーツを捨てずに残しておくそうです。

 

戸塚新聞

「おもちゃの部品代はいくらか必要ですか?」

 

ドクター

「有料部品がどうしても必要な場合のみ、あらかじめ了承を得てから

対応します。100円ショップなどで安価に用意していますので、

50円~300円程度で収まると思います。」

 

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ドクター

「おもちゃの仕組みを理解し、どうやって直すかを考える。

知恵を使って身の回りのあらゆる事に対処ができることを、

子どもたちに感じてもらいたいですね。

最近のおもちゃは中国製がほとんど。なるべく少ない工程で、

コストをかけずに製造するために、余分な部品は使われません。

だから修理できる構造にはなっていないの。私たちは誠心誠意十分に

注意して分解しますが、再起不能になってしまう場合もあることを

ご承知おき下さい。」

 

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またアンパンマン知育玩具!幼児に根強い人気がうかがえます。

 

★来場者のお話より★

付属ペンでイラストを差すと、そのモノの名前が発音されるという

コトバ遊びのおもちゃですが、購入して半年で動かなくなって

しまいました。メーカーに問い合わせても、修理費用が購入代金と

同じくらいかかると言われて納得がいかずに、こちらへ持ち込みました。

 

しばらく作業が続いたものの、電気回路自体の異常が確認され

修理不能という診断が下されました。

 

ドクター

「努力は尽くしますが残念ながら引き受けたすべてのおもちゃが直る

わけではありません。修理後の不足の事故についても対応ができません

ので、ご理解いただけると助かります。」

 

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代表の米田ドクター

「病んだ友達が回復したときの喜び・感動をドクターたちと共有して

もらうことが、日々の活動のエネルギー源となっているんです。

多種多様なおもちゃを前に悪戦苦闘し、期待にそえられない場合もあるかも

知れませんが、経験と知恵でもって努力してまいりますので、

今後とも応援をよろしくお願いします。」

 

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こちらの親子連れが持ちこんだおもちゃ2点は1時間以内で

修理ができませんでした。

そこで入院決定!

 

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◆ただいま入院手続き中◆

次回の開催まで2カ月あるため、ずっと預かっておくわけにもいかず、

修理が完成したら生活工房に預けて、引き取りに来てもらうとのこと。

 

ドクター

「お断りする種類のおもちゃもあります。危険なもの、発熱が伴うもの、

ブザー、アンティークなど・・・予約の段階で種類を尋ねますので、

よく分からない方はあらかじめご相談下さい。」 

 

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次なる患者はクマさん。

幼い男の子が愛用しているクマさんなので、解体する前に

親子に説明して了承をとったにも関わらず、いざ手術が始まると、

男の子は堪え切れずに泣きだしてしまったそう。。(+_+)。。

自分の分身の痛みを感じ取るように・・・

とっても感受性が豊かなお子さんなのでしょうね。

 

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背中パックリ、切開手術中!

ずっと前のことですが、いきなり子どもの前で人形を分解したところ、

持ち主の子がショックを受けて、「もういらない!」と受け入れてもらえなかった

という苦い経験から気付かされました。

大事なトモダチあるいは自分の分身として愛情を注がれる人形・ぬいぐるみ等

のおもちゃは、事前によく説明してOKをもらってから分解するように

配慮すべきだということ。

 

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しかし、先ほどからドクターが格闘しておられます。

どうしてもうまくいかないようです。

すると、手のあいた同僚たちが心配そうに様子を見にきました。

 

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その光景を見てライターの頭に浮かんだことわざ・・・

三人寄れば文殊の知恵

 

その後どうなったのでしょうか???

ドクターたちは「ランチ行こう!」と言いながらワイワイと楽しそうに

戸塚の町へ繰り出されました・・・続きは午後の部に持ち越すようです。

ここで取材もタイムオ―バ―。

クマさんが元気になってくれたことを祈りつつ。

 

あなたの周りに、大事なおもちゃが壊れて悲しんでいる子どもがいたら

教えてあげて下さい。愛情をもって治療にあたってくれる

ドクターたちの存在を。

 

次回の予定:2月13日(土)10:00~14:00

申込開始日:1月12日(火)9:00~

 

男女共同参画センター フォーラム2F 生活工房

244-0816 横浜市戸塚区上倉田町435-1

tel:045-862-5052

戸塚駅下車徒歩5分

 

 

 

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