戸塚新聞は横浜戸塚の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

こんな所に里山の風景が!?区役所の屋上でほっこり。

ここは戸塚区民にとって心の拠りどころ・・・

ではないけれど、おなじみの建物ですよね。

知らない!って人がいたら、もぐりの戸塚区民かもしれません。

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♣戸塚区役所♣

建物の屋上が緑化され、公開されているのはご存知かと思いますが、

あえて訪れたことがある方は少ないのではないでしょうか。

屋上といっても、厳密に言えば8階なんですが。

 

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エレベーターに乗って8階までやってきました。

まだ行ったことのない方は、「戸塚新聞」を読んで事前知識を得てから

行ってみることをオススメします。

何も知らずに行くと「ふ~ん」で終わりがちなので・・・

 

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管理・運営を担っているのは、南部農政事務所です。

今日は所長の浦野さんと技術員の近藤さんにお話を伺いました。

 

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事務所の前に、外への出入り口があります。

いざ、Open the door!!

 

あ、自動ドアだった(笑)

 

目の前に、8階とは思えないような光景がひろがっていました。

一体ここは何処???

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まず思い浮かんだのは、舞岡の里山の風景。

本当に、里山の一部をポッカリ切り取って、そのまま移した

かのような錯覚を覚えました。

 

左奥が庭園部分、右手前が農園部分に分かれているとのこと。

「屋上のコンセプト」

里山の原風景を再現。雑木林・野草・せせらぎ・水田・農園を配置し、

農や緑を身近に感じてもらう場所を提供しています。

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「庭園部分」は雑木林と野草を配して、「山」をイメージ。

 

駅前の喧騒は気にならず、ここがビルの上の 空間だという事を

忘れてしまいます。深呼吸なんかしたりして!

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面積の半分以上が「農園部分」。こちらは「里」のイメージ。

 

柵の向こうはサクラス戸塚方面です。

訪れる前は、華やかな花壇を想像していましたが、そこは目に優しい

グリーンの景色。見学者からも「お花はないのですか?」と質問が

あるそうですが、あくまでもコンセプトは「里山」なのです。

 

田んぼは50㎡。「喜寿もち」という種類のもち米を栽培。

屋上緑化において数々の実績をもつ鹿島建設㈱がノウハウを活かして

技術指導し、3年前から近隣の戸塚小5年生がお米作り体験や

生き物観察をしています。昨年度からは地元農家のお手伝いも。

 

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6月に長靴をはいた児童160人が一人3株ずつ田植え行いました。

トンボやチョウなど生き物がやってくるので、クラスごとの観察会も♪

10月にはカマを使っての手作業で約16キロを収穫します。

稲架掛け1週間の天日干し後は鹿島建設へバトンタッチ☆

乾燥・脱穀・精米&保管しておいてもらいます。

そして12月には5年生全員で、活動のハイライトである餅つき&

脱穀した稲わらでしめ縄づくりを行う予定です。楽しみですネ♪♪

 

私も舞岡公園で1年を通して米作りに参加したことが ありますが、

農家さんの苦労を思ったり、お米にもっと有難みを感じたり・・・と

かなり貴重な経験になると思います。

 

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屋上だから当然、下はコンクリート。

土はわずかしか入れていないので、 耕さない「不耕起栽培」です。

 

戸塚新聞:「農業って土が大事ってイメージですが、大丈夫なんですか?」

職員さん:「基本的には無農薬・無化学肥料です。窒素肥料のみ使用。

レンゲの根が田んぼの肥料になるため、休耕時に児童有志がレンゲ種まき

やるんですよ。」

戸塚新聞:「害虫など天敵はいないんですか?」

職員さん:「イナゴが発生したことは一度あります。鳥による被害も

あまりないですが、一応は防鳥網も設置します。」

戸塚新聞:「本格的ですね、あとは‘カカシ’が欲しいところですかね・・・」

 

※豆知識「不耕起栽培」を手短に・・・
耕さない事で、生物の生態系が整い、土壌が改善される。
化学肥料や農薬を使用せず、生物との共生を目指す循環型の農法。
環境保全の役割とともに省コスト・省力化も期待できる。

 

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こちらが、せせらぎですね。「ビオトープ」って言うそうです。

 

※豆知識「ビオトープ」を手短に・・・
生物(bio)が生息する空間(top)という意味合いのドイツの造語。
広い定義があるが、主に人間によって再構成された自然環境を差し、
公園や里山など生態系を復元する手法として近年増加している。

 

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雨水をタンクに貯めて、地中にチューブを這わせて利用しています。

戸塚新聞:「夏は蚊が発生しないのですか?」

職員さん:「そういえば、蚊が気になったことはないですね。」

 

※豆知識「ビオトープに蚊は発生しない?」
一般的に水場には蚊の幼虫ボウフラが湧くものだが、
水を循環させて水質を良く保ったり、
メダカやザリガニなど生物がボウフラを食べるなど自然作用が働き、
蚊が発生しにくいと考えられている。

 

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写真では分かりませんが、水は澄んでいて、アメンボ・メダカなどの

生き物が生息している様子がうかがえました。

ビオトープ、自宅の庭で再現している家庭もあるようですね。

 

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ジャガイモ&玉ねぎを収穫した畑。

一般公募で見学&試食会もあったとか。

広報にて募集を出しているなんて知らなかった!

次に何を植えるか?これから相談するそうですよ。

 

その向こうにはハーブガーデン

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勢いのあるローズマリー&ミント。さわやかな香りです♡

現在は市民ボランティア9名が畑の日常管理に協力しています。

 

以下2枚の写真、秋にはサツマイモ&落花生を収穫予定♪

順調に育つといいですね!(食べたい!!)

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こちらの一画では・・・わずかながらも小麦

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横浜市立大学の木原生物学研究所が、研究を目的とした

栽培を行っています。

強風でも倒れにくい品種を研究中だとか。(倒れているけど・・・)

 

そう、ここはビル風の影響で風が強いそうです。

柵に沿ってプランター栽培されているのは、ブルーベリーやイチジク

など季節の果物たち。題して壁面果樹園

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天気に恵まれた日には、畑&果樹園方角に富士山山頂

望めるらしい。この日は見えませんでしたが^^;

 

柵側から見た庁舎。大きな時計がついて、学校っぽい。

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休憩がてら ベンチでお弁当を食べたい気がしますが、イベント時など

特別な許可がない限り、庁舎全体で飲食禁止です。残念。

 

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横浜市でも「民有地緑化助成事業」を推進しています。

公的機関ではそれに先駆ける存在として、屋上緑化に取り組む事例が

少しずつ増えています。

 

ヒートアイランド効果を期待しているそうですが、

実際は太陽光が反射して、夏は暑いのですって。

秋には重く穂を垂らし、黄金色に輝く稲の姿が見えるでしょうから

見学には10月後半の稲刈り前が狙い目かもしれませんね!

 

戸塚区役所「屋上農園」

開園時間 平日9~17時(荒天時は除く)

※見学はウッドデッキからお願いします。

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