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2016とつか夏まつり報告/屋台が復活!!

300年以上の歴史を継承する新たな戸塚の夏まつりを開催

 

1688年から始まって、横浜市指定無形民俗文化財にも認定されている「戸塚八坂神社のお札まき」

それと同時に街の恒例行事として開催されてきた賑わいのある屋台出店ですが、

昨年は一部の来場者の心無い振る舞いが問題となったため、防犯上の理由で中止に

追い込まれてしまいました。詳細は昨年の戸塚新聞でも取り上げて反響を呼びました。

参照:「歴史ある八坂神社のお札まき!2015年は屋台が出ないって本当?!」

 

おかげで昨年のお祭りは例年になく“がら~ん”と寂しい様子でしたよね・・・

ガッカリした人、行かなかった人も多いのではないでしょうか。

参照:「2015年戸塚八坂神社お札巻まき お祭りはどうなった??」

 

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しかし、嬉しいことに!

今年はその屋台が復活することになりました。

地元の有志が立ちがって、お祭りの在り方を再検討。何度も協議を重ねる中、

「とつか夏まつり実行委員会」が設置されて着々と準備が進められました。

お札まき自体と運営は別ですが、両方が同日に開催されればこれまで通りの

大規模な夏の行事として、活気を呼び込めるでしょう。

 

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いつも通り7月14日。

フランス革命記念日でもあり、ゼラチン・ゼリーの日でもあり、ペリー上陸記念日でもありますが。

戸塚区民にとっては、それ以上に大事な日!

弊社の記者にもいますが、戸塚出身者は血沸き肉躍るんだそうですよ~。

ワタクシ主婦ライターは至極冷静な人物なので、さっさと一人で取材に出かけ、

まずは八坂神社に足を運んでみました。

 

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当日は朝からお参りすればお札がもらえるとあって、お札まき開始の17時頃ともなると

外までずら~っと長蛇の列。

 

「お札まき」の熾烈な争奪戦に勝利する自信がない場合は、確実にゲットできるよう

我慢強く並ぶのが堅実な日本人といえましょう。わ~並ぶの苦手!とか言わずに。

 

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本殿でお参りを済ませると四丁目の旦那さんが、お札を1枚手渡してくれます。

厄除け・幸運祈願のご利益抜群といわれる「正一位八坂神社護符」。

 

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間近で見るお札はかなり小さいものです。

短冊形の長さ10センチ×幅2.5センチ。5色あるんですね。

お札をもらって満足げな表情で立ち去る人々の姿が印象的でした。

今年は逃したけれど、来年は早くにお出かけして行列に加わろうかな?

 

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いっぽう境内では、お札まきが始まるのを今か今かと待ち構える面々。

我こそはお札をものにしてやるっ!とばかりに人々は殺気立った様子。

でもありませんが、心の内の静かなる闘志が感じられるよう。

 

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~主役の女装軍団が登場~

きゃ~コワい! キモい!

スタート前なら、気さくに写真撮影に応じてくれるようなので、ゲテモノ好きな方は

お願いしてみては?

お役目は十数名の氏子さんたち。とってもひょうきんでサービス精神が旺盛。

カメラを構えていると流し目に投げキッスなど、ちょっとドキドキしてしまいました。(爆)

 

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音頭取りのボテカズラ姉さんを筆頭に、まずは本殿前に集合。

 

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神主さんにお祓いをしてもらっています。

 

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そのあとは境内の中央に入って、輪になって風流歌を唱和しながら右回りに踊ります。

「ありがたいお札、さずかったものは、病をよける、コロリも逃げる」

謎めいた歌詞が4番まであって、なんだかお下品なコトも言っていたような・・・

あえてココには書けません。

 

主婦ライター、間近で見物したのは初めてです!

素朴さが感じられ、ひと昔前の時代に迷い込んでしまったみたい。

とても貴重な文化に触れた一時でした。

 

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唄い終わると、お札がまかれます。

それっ!!!

渋うちわで仰がれてパタパタと空に舞い上がり、風に乗って四方八方へ散らばってゆく・・・

 

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来場者はざわめき、幸運を我が物にしようと飛び上がり手を伸ばす。

獲物を狙う鷹のごとき反射神経、それに多少の図々しさと運も必要。

参拝してもらうお札より、まいたお札の方がよりご利益が高いらしいので、皆さん必死です!

 

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メディアや一般客のカメラが、その瞬間をとらえようと一生懸命です。

そんな人模様を観察しているだけでも愉快痛快!

 

このあと、女装軍団は八坂神社を出て戸塚の街を練り歩きます。

そして所々でお札まきを行うために、後を追いかける人々も多くて

まるで童話の「ハーメルンの笛吹き男」状態。

 

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さて、取材の方も八坂神社から屋台の方へ移ります。

戸塚小学校・図書館の付近へ行ってみました。

お祭りの雰囲気を大いに盛り上げる屋台が立ち並び、人で溢れ返っています。

やっぱりこうでなくっちゃ!

 

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来場者たちは皆イキイキとして嬉しそう(^^♪

去年はお祭りに出かけなかった人も、今年は屋台のおかげで戻ってくれたかも!

 

「ほのぼの商和会」の方にお話を伺ったところ、屋台の代わりに急きょ開催した去年の

「ほのぼの祭り」を引き継いで今年も自主的に13店舗ほどが出店し、

子ども連れの方を中心に反応が良かったそうです。

 

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露天商だけでなく、地域のお店や企業の皆さんも積極的に関わることによって、戸塚の街

もさらにパワーアップし、お祭り自体もさらに発展していくでしょう。

歴史ある戸塚の街・大切な伝統行事を守り元気な未来へつないでいくために・・・。

 

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町中ではボランティア活動も目立ちました。

お揃いのTシャツを着て清掃活動や見回りなど、「とつか夏まつり実行委員会」をはじめ

縁の下の力持ちとして働いてくださった方々がいてこそ、このお祭りが成り立っているのです。

本当にありがたいですね。

 

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町中では、女装軍団が出没すると一気に群衆が群がって、

たまに立ち止まってお札をまこうものなら、揉みくちゃになります。

 

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オジサンたち疲れてダラダラ。

オネエさんたち、やる気が無いわけじゃありません。

踊るスペースがないほどに人々に取り囲まれて、フツーに足早に行進中!

 

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戸塚警察署によれば、お祭りの人出は約1万6千人。ピークの19時頃では約1万人とのこと。

 

交通整理や警備など警察側も協力態勢を整えましたが、

「とつか夏まつり実行委員会の方でもかなり防犯面に気を配って対策をとってくれたので、

大きな混乱もなかった・・・というお話でした。

 

お祭りもたけなわのころ急に大粒の雨が降り出し、一時はバケツをひっくり返したような激しさ。

それを境にサーッと人出も引いてしまったという。

残念でもありましたが、おかげで夜間に騒いだりの迷惑な行為も目立ちませんでした。

取り立てて苦情も出ず無事に終了!

再開が危ぶまれた夏まつりの屋台が早々に復活し、戸塚の底力を感じる結果になりました。

来年も期待できそうですね。

 

 

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