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俣野庭園別邸ぷち・ぶら散策&もみじ祭りのお知らせ

紅葉が見ごろを迎える時期になりましたね。

街中ではイチョウ並木が通りゆく人々の目を癒してくれています。

近場で紅葉狩りができるスポットをご紹介します。

 

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戸塚区と藤沢市の間に位置し、住宅地にひっそりと佇む庭園。

国道1号線から近いのですが、静かな一時を過ごすことができるとあって、

リタイア世代や幼い子連れのファミリーのお散歩コースとして親しまれています。

 

・・・俣野別邸庭園・・・

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ゆるやかな傾斜地に花苑・果樹園・つつじ園・あじさい園・もみじ坂・竹林・林の小径

などがそれとなくゾーン分けされ、季節ごとの草花鑑賞・野鳥や昆虫など生き物観察など

自然に触れられる楽しみがあります。

 

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駐車場からつつじ園、あじさい園を抜けて管理棟へ・・・

あいにく寒い曇り空だったのでやや薄暗い印象ですが、園内は至る所が撮影スポットで、

カメラをぶら下げて散策するにはピッタリ。

 

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たくさんの種類の植物が植えられ、きちんと手入れされている様子が伺えました。

かといって整然と区画された人工的な庭園でなく、さりげない自然な雰囲気の中で

花木や草花を楽しむことができます。

 

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~芝生広場の奥にある管理棟~

ベンチもいっぱいあるので、のんびり本を読んだりお弁当を持ち込んで

ゆったり過ごすのもOK。バリアフリールートも確保されているようです。

 

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ガイドツアー「ぷち・ぶら」

じk毎月行われている定番のイベント。

その季節の植物や生き物について説明を聞きながら30分かけて園内を散策します。

内容は季節や天候に応じて変わるため、何度参加しても違う発見があります。

 

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この日は13名が集まりました。常連さんもいるようです。

テーマは「工芸作物の話」※でした。

※収穫後、比較的長い加工・製造工程を経て製品にいたる農作物のこと

ライターは「工芸作物」という言葉自体を初めて耳にしました。

布・食用油・タバコ・コーヒーなどの嗜好品・ハーブ・染料・薬など様々な分野で

役立っている作物を差すようです。

 

次回は、12月14日(水)「ぷち・ぶらスペシャル」

所要1時間、参加費は無料、管理棟前に集合です。

テーマは「紅葉の話」を予定しています。

 

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見上げるほど背が高い植物は「芭蕉」といい、木でなく草なのですって。

沖縄県や奄美群島の特産品「芭蕉布」の原料になる繊維がとれる工芸作物です。

バナナみたいな実をつけるけれど、それは食べられないそうで・・・

 

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ジギタリス(別名キツネノテブクロ)は初夏に釣鐘状のピンク色の花を咲かせ、

観賞用・薬用に栽培されます。毒性もありますが、成分は強心剤として

利用できるそうです。薬用の植物、ハーブ類も工芸作物の一種なのですね。

ピーターラビットの絵本にも出てくるそうですよ。

 

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すでに冬枯れして茶色くなっていますが、コブナグサ」という空き地などに普通にはえる草・・・

八丈島特産の「黄八丈」という鮮やかな黄色い織物の染料として知られています。

 

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ほんのりと色づいている木もありました。

俣野別邸庭園は例年12月10日頃から紅葉のピークを迎えます。

 

遅めの紅葉に合わせた一年のうちで最も盛大な催しが、

もみじ祭り:12月10日(土)~18日(日)

週末を2回挟むので、ぜひ出かけてみてください。

写真教室やコンサート、クラフト系、子供向け落ち葉プール等

面白そうな企画がいくつも準備されています。詳細はHPで要チェック!

※12/15(木)は定期休園日

 

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珍しい「和綿」

日本では被服の工業生産で和綿の自給率は0%と言われ、安い外国産の綿が流通しています。

触ると羊の毛みたいにモフモフして手触りがイイ♪

この日のぷち・ぶら参加者用に収穫してあった実をひとつ記念にいただきました。

 

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取材したのは11月末でもみじの紅葉にはまだ早いのですが、イチョウの葉は黄金色に輝き、

落ち葉のじゅうたんをカサカサ踏みしめて歩いてみれば、童心にかえったよう。

 

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秋に林道などに群生する「コガネタケ」

成長した大型サイズです。毒例もあるため食用にはしないように要注意。

 

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生育が進むと、傘が開いてこうなります(笑)キノコの老化現象!?

 

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「四季の花苑」では「桔梗」(キキョウ)が実をつけていました。

こちらはサポニンという成分を多く含んでおり根っこを生薬に利用するそうです。

有名なものとしては、粉末タイプの「龍角散」にも入っています。

 

この他園内にはボタン科「シャクヤク」が植わっています。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」というように美人の代名詞とされています。

春にはピンクや赤の大きな花を咲かせ、とても華やかです。

 

漢方薬としてもポピュラーで、根には消炎、鎮痛、止血、抗けいれんなどの効果があると

されています。葛根湯や芍薬甘草湯などにも配合され、女性の体質改善にも用いるそうです。

 

ガイドさんの説明を聞きながら観察していくと、植物の違う側面に触れられたようで

面白かったです。私たちの身の周りでは石油由来の製品や化学的に作り出した成分が多いですが、

昔は天然のものをうまく取り入れた暮らしをしていたのだろうなあ・・・と感じたりして

興味深いお散歩タイムになりました。草花木の見方が変わりますね!

 

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俣野別邸庭園の本邸は現在は整備が着々と進められ

来年の春頃には昭和初期の立派な邸宅が復元・公開される予定です。

晩秋は花が見られなかったので、次回は春頃に訪れて美しい庭園の様子とともに

レポートできればと思います。楽しみですね!

 

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たまたま同じ日に「日本ガーデンデザイン専門学校」によるワークショップが企画されていました。

“みんなで作ろう冬の寄せ植え装飾”

※もみじ祭りでも、専門学校とのコラボ企画がありますのでご参加お待ちしています(^.^)

 

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「ぷち・ぶら」後に、興味のある参加者が集まりました。

管理棟の中は休憩コーナーがあり、この中で花植えのポイントを学びながら

実際に体験してみます。

 

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用意されていた多彩な花々の説明を聞きました。

寒さに強くて、冬の間も楽しめる種類ばかり揃っています。

(パンジー・ビオラ・ストック・アリッサム・葉ボタン・キンセンカ・アイビー)

 

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~今回の講師を務めるのは2年生の学生さん~

 

2つのグループに別れて、2種類の寄せ植えを作るようです。

はじめに全体的なデザインを考えながら、花をカップごと並べて配置を決めます。

 

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寄せ植え用の大きな鉢は、専門学校で手作りされたモルタル製。

ナチュラルな風合いがステキ~!

 

花の配置を覚えて、ひとまず下へ置き、網と鉢底石を敷きます。

 

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次に培養土を入れます。鉢や花の背丈に合わせて量を加減。

カップから花を取り出して、土を崩しながら並べていきます。

 

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花がセットできたらウォータースペース(土から鉢のフチまでの高さ)を確保しつつ、

最後に培養土を花と花の間へ入れていきます。

 

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花の向きを調整したり、和気あいあいと共同作業を楽しんでいる参加者の皆さん。

 

2種類の立派な寄せ植えが完成★

できるだけ長く楽しむためには管理が大切です。ポイントは?

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根が落ち着く1週間後より10日~2週間ごとに追肥を行います。(液体肥料)

水遣りは寒い時期なので2日に一度くらいが適していますが、

晴れて風が強い日は乾燥していたらあげましょう。

夕方以降は冷えてしまうので、午前中がいいそうです。

 

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花柄摘みもマメに!タネづくりに栄養を取られ、次の花が咲かなくなってしまうことも。

枯れ葉も同様、そのまま放置しておくと病気になりやすいので注意です。

 

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管理棟の前に飾られました。

寂しい風情の冬・・・可愛らしい明るい色の花があると心が和みますよね!

4月頃までは楽しめるようなので、機会があれば是非ご覧ください。

 

12月下旬頃まで、カキ・イチョウ・コナラ・ドウダンツツジ・ニシキギ・ブルーベリー・

モミジなど、紅葉の移り変わりを見ることができます。

もみじ祭り期間中も、静かな平常の庭園も、戸塚区で紅葉を愛でるなら俣野庭園別邸が

BEST SPOTではないでしょうか。ご家族でお出かけしてみては?

 

俣野別邸庭園

http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/matanobettei/

横浜市戸塚区東俣野94-4

TEL:045-852-8038

開園時間:9:00~17:00

休園日:毎月第三木曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3 )

交通:最寄りバス停「鉄砲宿」より徒歩5分

駐車場:37台(100円/30分)

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